P.1127
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「ホーカー・シドレー P.1127」の記事における「P.1127」の解説
P.1127のプロトタイプ1号機(機体コード:XP831)は、エンジンの地上試験のため1960年7月に引き渡され、10月にはペガサスエンジンが利用可能になった。同月中に係留飛行が、また、11月19日には自由飛行によるホバリングが実施され、その後最初の広報用写真が公表された。プロトタイプ2号機は1961年7月に通常方式での離陸を行った。両機は垂直離陸と通常飛行の狭間を徐々に埋め、1961年9月8日に転換飛行を行った。 さらに4機のプロトタイプが発注された。この時期を通じてペガサスエンジンの改良が続けられ、ペガサス3は最大推力15,000lbf (67kN) を実現した。推力以外の点で当初の4機に大きな違いはないが、5号機(機体コード:XP980)では、後のハリアーに見られるものと同様に、垂直尾翼の高さを増すとともに水平尾翼には下反角が与えられた。4号機はホーカーの生産テストパイロットがP.1127に慣れるのにも用いられた。航空母艦への最初の垂直着陸は、プロトタイプ1号機が1963年に「アーク・ロイヤル」で行った。P.1127の最終機(機体コード:XP984)では主翼後縁に後退角が与えられるとともに主翼端が滑らかな形状に改められた。XP984には最終的に推力15,000lbf (67kN) のペガサス5エンジンが装備され、ケストレルのプロトタイプとして用いられた。 最初の3機のP.1127はいずれも失われ、2号機と3号機は開発中の事故によるものであった。1号機は1963年にパリ航空ショーで墜落した。操縦士はいずれの場合も生還した。
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P.1127 (RAF)
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NATOの要求NBMR-3が規定していた垂直離着陸機には、VTOL能力に加えてF-4 ファントムII同様の性能が期待されていた。これに応えるため、ホーカーはP.1127の超音速版としてP.1150ならびにP.1154を設計した。P.1154はNATOに採用され開発が続けられたが、1965年のプロトタイプ製造の段階でキャンセルされた。その後、1965年にイギリス空軍はP.1127 (RAF) としてケストレルの単純な改良を検討した。 同年末、イギリス空軍は6機の量産前試作P.1127 (RAF)を発注し(これは実際には発注済みのケストレルの残機分であった)、その1号機は1966年に初飛行した。これらは後にハリアーと命名された。
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P.1127
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「ホーカー・シドレー P.1127」の記事における「P.1127」の解説
V/STOL戦闘機の実験機。プロトタイプ2機に加え4機が生産された。
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P.1127 (RAF)
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「ホーカー・シドレー P.1127」の記事における「P.1127 (RAF)」の解説
地上攻撃および偵察用V/STOL戦闘機の開発機であり、ハリアー GR.1製造の一環として6機が製造された。
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