OSRFの設立以降とは? わかりやすく解説

OSRFの設立以降

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 22:02 UTC 版)

Robot Operating System」の記事における「OSRFの設立以降」の解説

2012年4月ウィローガレージ社からROSプロジェクトスピンアウトされ、非営利団体のオープンソースロボット財団 (Open Source Robotics Foundation; OSRF) が設立された。OSRFのコアミッションは「ロボット研究・教育製品開発に、オープンソースソフトウェア使用するための開発配布導入支援」とされた。2013年2月ウィローガレージ社は、オープンソースでのロボット研究開発主導する役割を完全にOSRFへ引き継ぐ発表した同年9月には、ROS開発管理をOSRFが引き継いで最初ディストリビューションとなる「Hydro Medusa」がリリースされた。これまで1年に2回のペースディストリビューションリリースされていたが、Hydro Medusa 以降は、頻繁なアップデート望まないユーザ意見取り入れて1年1回公式リリースとなったこの間2012年5月には、ROSコミュニティ交流情報共有促進するための最初開発者会議ROSCon」がアメリカ・ミネソタ州のセントポール開催され以降開催地を変えながら毎年開催されている。 ROS利用範囲学術分野超えて製造農業商業分野などに広がりROS搭載したロボット製品化され市場投入されるまでになったROSはもともと学術分野での研究利用主な目的として開発されてきたため、これら新たな利用分野要求には合わない部分が目立つようになったまた、2007年ROSリリースの後、ROS要件適した新技術ソフトウェアライブラリなどの開発普及進んだROS開発者らは、ROSさらなる発展のために、新たな要件対応したり、新技術取り込んだりする方法検討したその結果既存ROS問題なく利用しているユーザへの影響抑えつつROS進化を図るため、次世代バージョン既存ROS切り離して開発されることとなった次世代バージョンは、「ROS 2」と名付けられ2015年8月からアルファ版リリース始まり2016年からベータ版段階的にリリースされた。そして、2017年12月8日ROS 2最初正式版Ardent Apalone」がリリースされ2018年7月2日には更新版の「Bouncy Bolson」がリリースされている。 この間2017年5月にOSRFは名称を「オープンロボティクス」(Open Robotics) に変更した

※この「OSRFの設立以降」の解説は、「Robot Operating System」の解説の一部です。
「OSRFの設立以降」を含む「Robot Operating System」の記事については、「Robot Operating System」の概要を参照ください。

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