OSShD規格客車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/14 06:54 UTC 版)
「鉄道国際協力機構」の記事における「OSShD規格客車」の解説
標準軌用客車規格の「OSShD-B」形は、ドイツ国営鉄道が1962年に開発したバッファー長間24.5m・ゲルリッツV形台車使用の新世代客車を基本に策定されたもので、1968年にはOSShD-Bをベースに、UIC規格に準拠した設計に改めた「OSShD-Y」形客車が登場した。 車両は東独の人民所有会社バウツェン車両製造(VEB Waggonbau Bautzen)と人民所有会社ゲルリッツ車両製造(VEB Waggonbau Görlitz)で新製され、東欧圏のOSShD加盟国に供給された。 OSShD-Y形客車は、OSShD-Bに比べ深いカーブの特徴的な屋根を持ち、現在も旧東欧圏を中心に主力客車として活躍している。国際列車のユーロシティ用などとして、西側諸国の水準に合わせてリニューアルや高速化工事を施された車両も少なくない。また用途廃止後売却され、アフリカなど発展途上国の鉄道事業者で使用されている車両もある。
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