OQS-4とは? わかりやすく解説

OQS-4

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/05 10:35 UTC 版)

OQS-4は、日本電気が開発した探信儀(アクティブ・ソナー)


注釈

  1. ^ 従来機では一体型であったため、ソナードーム全体を取り外す必要があった[1]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j 香田 2015, pp. 174-175.
  2. ^ 水野 2013.
  3. ^ 宗清 2013.
  4. ^ 山崎 2011.


「OQS-4」の続きの解説一覧

OQS-4

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海上自衛隊のソナー」の記事における「OQS-4」の解説

詳細は「OQS-4」を参照 第2次防衛力整備計画以降対潜護衛艦DDK)・多用途護衛艦DDA)では、AN/SQS-2366式探信儀OQS-3といった低周波ソナー採用されてきた。これはアスロック最大射程発揮しうる探知距離を備えていたものの、特に日本近海では、海洋環境事情から、実際にそのような長距離探知少なく中距離数千ヤード程度)での探知攻撃中心となっていた。またこれらのソナーは、低周波ゆえに長距離探知期待しうる一方で探知不安定なこともあり、海上幕僚監部では、52DDの搭載ソナーとしては、アメリカ海軍オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート採用された中周波数(7.5キロヘルツ級)のAN/SQS-56候補としていた。 しかし当時日本では画期的な低周波ソナーであるOQS-101開発完了したばかりであり、その搭載艦を2隻にとどめて海外製品輸入転じることは、防衛装備問題があると考えられた。またOQS-101開発通じて確立蓄積され国内技術活用すれば新型機導入に伴うリスク低減し新規開発によることなく生産可能と見積もられたことから、AN/SQS-56輸入ではなくこちらが選択されることになった。これによって開発されたのがOQS-4である。 OQS-101部分的なデジタル化着手されていたが、本機では大幅に拡大された。ただし完全デジタル化されたOQS-102OQS-5ほどではなく過渡期的なものであった。主要構成部を半導体化することで小型軽量化図られるとともに送受波器素子独立型とすることで、素子故障時には当該素子のみを交換すればむようになり、整備性の向上も図られた。またデジタル化恩恵として、信号処理技術の向上と処理信号量の増加もたらされ表示形式追加もあり、操作性探知性の向上が図られた。またあさぎり型の最終艦(61DD)ではOYQ-101 対潜情報処理装置(ASWDS)と連接された。 装備要領は、OQS-3OQS-101艦首装備式(バウ・ドーム)であったのに対し、OQS-4でははたかぜ型除き艦底装備式(ハル・ドーム)となっている。ハル・ドームは、52DD搭載のOQS-4では従来通り全鋼製とされたが、58DD搭載のOQS-4Aではラバー・ドーム化され以後護衛艦ソナーではラバー・ドーム標準となった搭載艦 はつゆき型護衛艦52〜57DD) あさぎり型護衛艦58〜61DD) はたかぜ型護衛艦(56/58DDG)

※この「OQS-4」の解説は、「海上自衛隊のソナー」の解説の一部です。
「OQS-4」を含む「海上自衛隊のソナー」の記事については、「海上自衛隊のソナー」の概要を参照ください。

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