NHK交響楽団音楽監督
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「シャルル・デュトワ」の記事における「NHK交響楽団音楽監督」の解説
1996年、NHK交響楽団の常任指揮者に就任した。就任記念定期では、オネゲルの『火刑台上のジャンヌ・ダルク』(演出付き)を上演。就任記念特別演奏会ではアルゲリッチとショパンのピアノ協奏曲第1番を共演。1998年から音楽監督に就任。1999年、高島勲演出、ダッラピッコラの歌劇『囚われ人』とフォーレ『レクイエム』を上演。2001年、創立75周年記念演奏会にてオルフ『カルミナ・ブラーナ』を演奏。 2003年6月、音楽監督を退任するが、(音楽監督として最後の演奏はR.シュトラウス『エレクトラ』(演奏会形式)であった。)同年9月から名誉音楽監督に就任し、以降もほぼ毎シーズン、定期公演の指揮をしている。 デュトワが来たことに伴って、ドイツ音楽に偏っていたレパートリーが、フランス音楽を始めとしてグローバルに広がり、サウンドも色彩感を持つように変化した。またこれまで国内をその活動の中心に置いてきた同楽団は周期的に海外公演を行うようになり、またデッカ・レーベルによるレコーディングも行われた。これまでにヨーロッパ、アジア、アメリカ、ロシアの各主要都市で広く公演を行っており世界的な知名度が増した。 また、NHK大河ドラマ第39作『葵 徳川三代』のテーマ音楽の指揮もした。さらにデュトワとN響にはユニクロのTVCM出演の企画まで持ち上がったこともあったが、これはNHKから待ったがかかり、実現しなかった。
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