MiG-29SMT/UBT系列とは? わかりやすく解説

MiG-29SMT/UBT系列

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:53 UTC 版)

MiG-29 (航空機)」の記事における「MiG-29SMT/UBT系列」の解説

ロシアによる大規模な近代化改修型既存の9.12規格フルクラムA)や9.13規格フルクラムC)、MiG-29UB(フルクラムB)を後述のMiG-29M(9.15規格)の技術用いて改修している。 「MiG-29M (航空機)#MiG-29SMT/UBT」も参照 MiG-29SMT «9.17» 胴体背面部のドーサルスパイン大型化して燃料搭載量増やすと共に、テイルコーンやエアブレーキもMiG-29M(9.15規格)と同様の形状改修レーダーはN019MPトパーズ搭載初飛行1998年MiG-29UBT «9.52» MiG-29SMT «9.17»複座戦闘攻撃機型。こちらも既存MiG-29UB «9.51»改修する形で製造された。初飛行1998年MiG-29SMT «9.17»同様にドーサルスパイン大型化し、テイルコーンやエアブレーキMiG-29M «9.15»同様の形状改修機首オサ-2レーダー搭載することで、R-27R/ERやR-77Kh-31Aなどのレーダーロックオン・誘導必要な兵装運用能力付与MiG-29SMT2 «9.17A» MiG-29SMT «9.17»能力向上型。MiG-29SMT-IIとも呼ばれるレーダー新型ジュークM換装改造途中で制作中止されたため、完成した実機存在しないMiG-29SMT «9.18» 9.17A規格ベースとしてさらに改良したモデル。9.17規格採用され大型ドーサルスパイン廃止され外見上で従来型の9.12規格や9.13規格との見分けはつけづらくなっている。イエメン採用MiG-29UBM «9.53» 9.18規格準じた複座戦闘攻撃機型。MiG-29UBT «9.52»異なりレーダー搭載していないため、レーダーによるロックオン誘導必要な兵器(中射程空対空ミサイルのR-27R/ERやR-77空対艦ミサイルKh-31Aなど)の運用能力削除されているが、それ以外精密誘導兵器Kh-25Kh-29Kh-31P、KAB-500L/Krなど)の運用能力維持されている。イエメンロシア採用MiG-29SMT «9.19» 9.18規格をさらに改良したモデルドーサルスパイン前半分は9.17規格同様の形状になり、後ろ半分急速にすぼまる構造採用し、テイルコーンやエアブレーキ従来の9.12/9.13規格の物を維持しつつ燃料搭載量増やしたもの。アルジェリアロシア採用した が、後にアルジェリア品質の悪い部品使われているとの理由発注キャンセルし受領済み機体15機も全てロシア返品した。MiG-29UPG «9.20» 9.19規格機のインド仕様一部アビオニクスフランス製やイスラエル製、インド製に変更している。MiG-29UPG-UB «9.53I» 9.53規格機のインド仕様

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