MTPの特徴と概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 05:47 UTC 版)
MTPとは、管理者が自分の組織を管理していくのに必要な知識、技能のすべてを研修するのではなく、主として組織の長に必要な「管理の基礎」を、参加した受講者同士が意見や体験を交換し、相互に交流しながら、インストラクターのリードにより、解を導き出す会議方式主体の研修である。 管理者は、管理の仕方についていろいろな体験を持っているが、その経験の中には、何らかの原則がひそんでいる。そこで、受講者に体験を発表してもらい、その中にひそんでいる原則を導き出し、理解し合い、考え、行動することを研究し、それを行動として習慣づけ、組織の中でこれを意図的に活用して、主体的に行動する管理者を養成し、組織の刷新を図っていくことに、研修の狙いがある。 MTPの受講対象者は、組織の責任者としての立場で、部下と共に組織の総力をあげて職責を遂行していくことになるので、主に「人の管理の仕方」について集中的に研究していくが、採用、配置、給与などのいわゆる人事管理全般について専門的に研究するものではない。同様に、特定の業務に関わる専門的な知識や技能の研修は、他の機会、方法にゆだねることになる。 また、部下がいない管理者の場合でも、いつかは部下を持つ可能性もあり、毎日の職場生活が、人と人との接触の連続で、これら関係者の協力なしには、自分の任務を達成できないため、受講対象者となる。
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