スームィ (コルベット)とは? わかりやすく解説

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スームィ (コルベット)

(MPK-43 (小型対潜艦) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 03:19 UTC 版)

MPK-43
オデースキイ・コムソモーレツ
U209 スームィ
艦歴
MPK-43
МПК-43
起工 1972年8月1日 ゼレノドーリスク造船工場
進水 1973年6月2日
竣工 1974年12月28日
所属 ソ連海軍黒海艦隊
オデースキイ・コムソモーレツ
Одесский комсомолец
改称 1983年4月5日
所属 ソ連海軍黒海艦隊
ロシア海軍黒海艦隊
MPK-43
МПК-43
改称 1992年2月15日
所属 ロシア海軍黒海艦隊
除籍 1997年7月14日
U209 スームィ
U209 Суми
編入 1997年8月1日
所属 ウクライナ海軍
除籍 1999年6月11日
要目
艦種 コルベット
艦型 1124号計画「アリバトロース」型
工場番号 712
排水量 基準排水量 954 t
満載排水量 1070 t
全長 71.2 m
全幅 10.15 m
喫水 3.72 m
機関 ガスタービンM-813 2 基 18000 馬力
ディーゼルM-507A 2 基 20000 馬力
3 基
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機DG-500 1 基
ディーゼル発電機DG-300 1 基
ディーゼル発電機DG-200 1 基
タービン発動機2 基 各1250 kWt
速力 最大速度 32 kn
ディーゼル機関1 基 7 kn
ディーゼル機関2 基 16 kn
ガスタービン機関 21 kn
航続距離 4000 /10 kn
2750 浬/14 kn(ディーゼル機関)
950 浬/27 kn
活動日数 9 日
燃料 130 t
10.5 t
27.2 t
乗員 士官 14 名
下士官12 名
水兵 63 名
武装 ZIF-122 9K33M「オサーM」艦対空ミサイル連装発射機 1 基(9M33ミサイル20 発)
57 mm連装両用AK-725 1 基(弾数500 発)
533 mm2連装魚雷発射管DTA-53-1124 2 基(SET-65またはエノート2魚雷4 本)
12連装対潜ロケット弾発射機RBU-6000「スメールチ2」 2 基(RGB-60ロケット96 発)
爆雷投射器 2 基(爆雷12 個)
機雷 18 個まで
レーダー 対空・対水上捜索照準レーダーMR-302「ループカ」 1 基
航法レーダー「ヴァイガーチ」 1 基
射撃管制レーダー 4R33(「オサーM」用) 1 基
MR-103「バールス」(主砲用) 2 基
ソナー 垂下式「シェローニ」 1 基
キール固定式MG-322「アルグーニ」 1 基
「ホースタ」 1 基
電子戦装備 「ビザーニ-4B」 1 基
チャフ・フレア16連装発射機PK-16 2 基
諸装備 通信システム 1 式
敵味方識別装置 各種
搭載機 なし

U209 スームィ(ウクライナ語:U209 Сумиスームィ)は、ウクライナコルベット(Корвет)である。艦名は同名の都市名に因む。

概要

ソ連時代

ヴィーンヌィツャは、ソ連時代にソ連国家保安委員会(KGB)向けの国境警備艦として建造された。

1972年8月1日1124号計画型小型対潜艦の1 隻として、工場番号第712号艦がタタール自治ソヴィエト社会主義共和国のA・M・ゴーリキイ記念ゼレノドーリスク造船所で起工された。1973年5月28日にはソ連海軍に登録され、「第43号小型対潜艦」を意味するMPK-43(МПК-43エームペーカー・ソーラク・トリー)と命名された。

1973年6月2日には進水、同年夏にはアゾフ海の内水システムに引き渡された。MPK-43は、同地において海上公試を実施した。1974年12月28日に試験は終了し、1975年1月23日には黒海艦隊へ引き渡された。MPK-43は、セヴァストーポリに根拠地を置く第400対潜艦分艦隊第68防衛艦海域戦隊に配備された。

1983年4月5日には「オデッサコムソモール員」を意味するオデースキイ・コムソモーレツ(Одесский комсомолецアヂェースキイ・カムサモーリェツ)と改称された。1989年には、対潜水艦戦訓練競技において賞を獲得した。

1991年末にソ連が崩壊すると、1992年2月15日、オデースキイ・コムソモーレツはその共産主義的な名称を嫌って元のMPK-43に艦名を戻された。所属は、ロシア海軍黒海艦隊となった。

ウクライナ時代

ロシア連邦とウクリアナとの間で黒海艦隊の分割について協議された結果、ウクライナ海軍に所属することが決定したMPK-43は、1997年7月14日にロシア海軍を除籍され、8月1日には正式にウクライナ海軍に編入された。艦名は、ウクライナ北部の都市に因み、スームィと名付けられた。

しかし、1999年には6月11日付けでスームィ他数隻の海軍艦艇の除籍を命ずる第557号内閣指令が出された。スームィは海軍から除籍され、翌2000年の時点で稼動状態から外れた。この指令では、他に小型揚陸艦クラマトールシク、捜索救難艦チェルニウツィー、統制艦イヴァーノ=フランキーウシク、洋上ミサイル技術基地コロムィーヤ、砲艇スヴィトロヴォーツィクが除籍された。

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