MIDIの登場とは? わかりやすく解説

MIDIの登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 03:43 UTC 版)

ミュージックシーケンサー」の記事における「MIDIの登場」の解説

1982年MIDI規格化されることによって、自動演奏大幅な変革遂げることとなった演奏情報の拡張 ベロシティピッチベンド情報定義され、より楽器ニュアンス表現しやすくなった。 演奏情報に加えて音源の制御情報の定義。 音源音色情報演奏データと同じ次元管理することが可能になった。 チャンネルの概念 MIDI端子の1出力あたり16チャンネル独立したパート割り当てて伝送可能になった。これにより異なパート演奏情報一本MIDIケーブル音源に対して伝送可能となった自動演奏に関する情報の定義(ソングポジションポインター、クロック情報など) DINSyncでは曲中からの途中再生不可であったが、ソングポジションポインターを利用することで曲の途中からの再生シーケンサー同士あるいはシーケンサーリズムマシンシーケンサーマルチトラックレコーダー間で可能になった。初期においてはローランドのSBX-80がSMPTEタイムコード (LTC) をテンポ情報を含むソングポジションポインターの変換機として用いられたが、後にMidiTimePeaceなどのMIDIインターフェース側でタイムコード入出力を持つようになり、スタジオにおける作業効率格段に進化した。後にMIDI規格一部としてMIDIタイムコード (MTC) が制定される。 そして半導体技術の進化により処理速度の向上と高性能カスタムIC相応価格制作できるうになると、ついに1台の音源複数パート演奏可能なマルチティンバー音源登場する。これによってデスクトップ上でパート再現できるようになり、自動演奏現代音楽一分野から音楽制作日常的なツールへと変貌を遂げることになる。

※この「MIDIの登場」の解説は、「ミュージックシーケンサー」の解説の一部です。
「MIDIの登場」を含む「ミュージックシーケンサー」の記事については、「ミュージックシーケンサー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「MIDIの登場」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「MIDIの登場」の関連用語

MIDIの登場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



MIDIの登場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのミュージックシーケンサー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS