M60E2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 17:07 UTC 版)
M60E2は、同軸機銃など、装甲車両への取り付けを目的として開発され、M48A5やM60などのパットンシリーズ、韓国のK1戦車で使われた。 主な変更点としては、外装の大幅な省略、銃床や銃把の取り外しなどである。銃身の下のガス・チューブは、ピストン作動後のガスを車内に排出しないようにバレルに沿って延長されており、銃口の真下から排出されるようになっている。また、歩兵用と同じ銃身を持つ通常型(銃身長 22インチ(54.5cm)と車両の装備位置に合わせて銃身とガスチューブに延長被筒を装着した長銃身型(銃身部全長 30インチ(76.2cm)がある。 発射は通常はソレノイドを用いて電気的に行うが、手動で撃発させるバックアップ用手動トリガーも装備されている。弾薬の供給にはメタルループ(金属で弾帯を誘導する部品)を使用している。 M60E2は1970年代の試験で平均故障間隔(MTBF)は1,669時間と判定されたが、これはFN MAGよりも悪い数値であるため、1977年から車両同軸機銃としてはM240への置き換えが進められた。
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