M60A1RISEとは? わかりやすく解説

M60パットン

(M60A1RISE から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 01:21 UTC 版)

M60 パットン(M60 Patton)[注 1]は、アメリカ合衆国が開発した主力戦車である。M46からスタートしたパットンシリーズの最終モデルであり、前作のM48の機動力と火力に改良を加えたモデルである。愛称はパットン(Patton)とされるが、これは非公式であり[2]公式にはパットンシリーズともされていなかった[2]


注釈

  1. ^ M60およびM60A1は"スーパーパットン"(SuperPatton)の名称で記述されていることがあるが、これはあくまで非公式の愛称である。また、M60A1は"シャイアン"、M60A3は"スーパーシャイアン"と呼ばれていることがあるが、これは、タミヤ模型が発売したプラモデルキットに付けた商品名である
  2. ^ もっとも、このため熱帯のジャングルのような地域では、M48よりも走破性で劣ると乗員は評価している。そのため、一部車両は車輪をM48用の鋼製転輪に換装している
  3. ^ ほぼ同一の形状ではあるが、M48の砲塔を砲だけ換装したわけではなく、装甲厚が全体的に増しており、砲塔側面上端から天面にかけてのラインが異なる。外見上の識別点は、3箇所の吊り下げ用フックの位置が異なっている(M48は前部上面1ヶ所/後部側面2ヶ所、M60では前部側面2ヶ所/後部上面1ヶ所、と逆になっている)ことである。
  4. ^ M60の生産車のうち230両はM48より改装されて製造されているため、M48と同一の砲塔を搭載している
  5. ^ M1の陸軍への配備が優先されたためと、海兵隊ではガスタービンエンジンを始めとする新機構の多いM1の信頼性に疑問が持たれていたことによる
  6. ^ 乗員の練度や軍の作戦指揮能力ではイラク側が優れており、イラン側の損害が大きいという結果となった。この戦争でイラク側に鹵獲されたM60は、他の鹵獲イラン軍戦車と共に「戦勝記念」として報道陣に公開されており、2003年のイラク戦争の後にはイラク軍のスクラップヤードで発見されている
  7. ^ M60A1E4は文献によっては"M60E2"の名称で記載されている。
  8. ^ M60A2は"チェロキー"の名称で記述されていることがあるが、これはM60A1を"シャイアン"と呼ぶのと同様にタミヤ模型が発売したプラモデルキットに付けた商品名である

出典

  1. ^ a b Foss, p. 166
  2. ^ a b Hunnicutt pp. 6, 408.
  3. ^ a b T-72戦車”. combat1.sakura.ne.jp. 2020年5月8日閲覧。
  4. ^ 2010年8月チェコ、レシャニ(Lesany)の軍事技術博物館での撮影
  5. ^ 1991年1月湾岸戦争時の撮影


「M60パットン」の続きの解説一覧

M60A1RISE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:48 UTC 版)

M60パットン」の記事における「M60A1RISE」の解説

M60A1近代化改修施した型。主砲同軸機銃それまで搭載されていた7.62mm機関銃M73もしくは7.62mm機関銃M60E2から7.62mm機関銃M240C変更されている。

※この「M60A1RISE」の解説は、「M60パットン」の解説の一部です。
「M60A1RISE」を含む「M60パットン」の記事については、「M60パットン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「M60A1RISE」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「M60A1RISE」の関連用語

M60A1RISEのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



M60A1RISEのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのM60パットン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのM60パットン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS