M39 (天体)とは? わかりやすく解説

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M39 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 18:24 UTC 版)

M39
Messier 39
M39
星座 はくちょう座
見かけの等級 (mv) 4.6[1]
視直径 32.0'[2]
分類 散開星団[1]
発見
発見日 1764年10月24日[2]
発見者 シャルル・メシエ[2]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  21h 31m 48s[1]
赤緯 (Dec, δ) +48° 26′ 00.0″[1]
距離 825光年[2](約0.253kpc)
M39の位置
物理的性質
年齢 230 - 300 ×106[2]
他のカタログでの名称
NGC 7092[1]
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 21h 31m 48s, +48° 28′ 00″

M39 (NGC 7092) ははくちょう座にある散開星団である。

概要

デネブの北東7.5に位置している[3]。星一つ一つが明るく、肉眼でぼんやりかすんで見える。双眼鏡では天の川の中に明るい星が見え、全体の形は三角形を示しているが、乱雑であるとも言える。星の数は10個ほど見える[3]。口径10cmの望遠鏡では約25個の星が見える。多くの星が対になっている[3]。望遠鏡で倍率をかけすぎると星が視野からはみだしてしまうため、できるだけ低倍率で見た方が良い[3]

観測史

1764年10月24日にシャルル・メシエが発見し「星雲状のものは何一つなく、1°ほどの範囲に広がっている」と記録を残している[4]

紀元前350年頃にアリストテレスによって彗星のような天体として発見されていたとする説がある[2]。また、1750年頃にギヨーム・ル・ジャンティが発見したとする説もあるが、それを疑問視する説も強い[2]

出典

  1. ^ a b c d e f SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M39. 2016年1月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月25日). “Messier Object 39”. SEDS. 2016年1月5日閲覧。
  3. ^ a b c d M39”. メシエ天体ガイド. AstroArts. 2016年1月5日閲覧。
  4. ^ Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年5月23日). “Messier 39 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年1月5日閲覧。

関連項目




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