M25 (天体)とは? わかりやすく解説

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M25 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 14:27 UTC 版)

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M25
Messier 25[1]
仮符号・別名 IC 4725
星座 いて座
見かけの等級 (mv) 4.6[1]
視直径 32.0'[1]
分類 散開星団[1]
発見
発見日 1745~1746年[2]
発見者 ジャン=フィリップ・ロワ・ド・シェゾー[3]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  18h 31m 47.0s[1]
赤緯 (Dec, δ) −19° 07′ 00″[1]
赤方偏移 -0.000006[1]
視線速度 (Rv) -1.81 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -3.02 ミリ秒/年[1]
赤緯: -6.45 ミリ秒/年[1]
距離 2,000光年[3](約0.61kpc)
M25の位置
物理的性質
直径 約19光年[3]
年齢 約90×106[3]
他のカタログでの名称
Mel 204
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 18h 31m 47.0s, −19° 07′ 00″ M25 (IC 4725) は、いて座にある散開星団

概要

双眼鏡でも確認できるほどよく目立つ星団であるにもかかわらず、NGCには含まれていない。これは、ジョン・ハーシェルジェネラルカタログには記載しなかったためであるが、理由は定かではない[3]。結局1908年に、ソロン・アーヴィング・ベイリーの観測と位置測定を元にジョン・ドレイヤーが編纂したインデックスカタログ (IC) の第2版で記載された[3]

星はまばらであり、シャプレーの分類では d とされている。双眼鏡では数個の星がパラパラとしか見えないが、口径5cmの望遠鏡では明るい10個ばかりの星が見えてくる。口径10cmの望遠鏡ならば50個くらいの星が見える。15cmになってくると色の違いも目立ってくる。低倍率で見る方がよりよく見える。白い星の中にオレンジ色の星が見えるのが面白い。

観測史

1745年から46年にかけてジャン=フィリップ・ロワ・ド・シェゾーによって発見された[2]シャルル・メシエは「3.5フィート望遠鏡では難しい。星雲状物質は見つからない」と記している[2]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M25. 2016年3月11日閲覧。
  2. ^ a b c Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年3月25日). “Messier 25 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2012年8月5日). “Messier Object 25”. SEDS. 2016年3月11日閲覧。

関連項目





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