LRT化計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 17:27 UTC 版)
「富山地方鉄道富山港線」の記事における「LRT化計画」の解説
2003年(平成15年)にJR西日本が富山港線と吉備線について路面電車(LRT)化を検討していると発表した。駅の増設・列車の増発・既存の軌道線との直通運転などにより利便性を高めるというものである。 この背景には新幹線開業に併せて富山駅を高架化する計画があり、乗客の減少が著しかった富山港線の高架化は費用対効果が悪く、路線そのものの廃止も視野に入っていた。しかし沿線が市街地化しているためバス転換は弊害も大きく、検討が重ねられた結果、富山港線については富山市を中心とする第三セクター会社が経営主体となって引き継ぐことが決定し、2004年(平成16年)4月21日に富山ライトレール株式会社が設立された。 計画では、富山駅北 - 下奥井駅間の一部(富山駅北 - 奥田中学校前踏切間)に併用軌道を新設して既存のルートは廃止(富山口駅は廃止、新ルートに新駅を設置)、また駅間600mを目安とし4か所の新駅を設置することとされた。2014年度に予定される北陸新幹線の富山乗り入れに合わせて2006年(平成18年)に富山駅北 - 岩瀬浜駅間をLRT化し、富山駅付近の高架化が完成した後に富山地方鉄道富山軌道線と接続し直通運転を行うことになった(「富山地方鉄道富山軌道線#富山駅路面電車南北接続事業」も参照)。
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