Korabl-Sputnik 2とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Korabl-Sputnik 2の意味・解説 

スプートニク5号

(Korabl-Sputnik 2 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 00:30 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
スプートニク5号
所属 ソビエト連邦
国際標識番号 1960-011A
カタログ番号 00055
状態 運用終了
地球に帰還
目的 有人宇宙船のテスト
打上げ機 R-7ロケット
ボストーク8K72
打上げ日時 1960年8月19日
軟着陸日 1960年8月20日
質量 4600kg
軌道要素
周回対象 地球
軌道 低軌道
近点高度 (hp) 287km
遠点高度 (ha) 324km
軌道傾斜角 (i) 64.95°
軌道周期 (P) 90.72分
テンプレートを表示

スプートニク5号(スプートニク5ごう、: Спутник-5)は、1960年ソ連によって打ち上げられた有人宇宙船の試験機。動物を軌道上に打ち上げ地球への生還に成功した初めての例である。スプートニク5号はソ連スプートニク計画の一つだが、ボストーク宇宙船の2回目のテスト飛行も兼ねていたため、コラブリ・スプートニク2号と呼ばれることもある。

搭乗員

スプートニク5号はボストーク有人宇宙船の試験機であり、生命維持装置を備えた気密室と大気圏突入のための構造を備えていた。人間こそ乗らなかったものの、ストレルカとベルカと名づけられた2匹の犬やその他の動植物を搭載し、安全性の確認が行われた。

ミッションハイライト

1960年8月19日バイコヌール宇宙基地より打ち上げられ、8ヶ月後に世界初の有人宇宙飛行に成功するボストーク1号と同じ軌道に乗せられた。ボンのラジオ局が、世界で初めてスプートニク5号からの信号を受信した。3周目にはスウェーデンのラジオ局がそれを確認した。

この宇宙船にはストレルカとベルカの他に、40匹のマウス、2匹のラット、そして数種類の植物が乗せられていた。翌日には無事地球に帰還し、全ての動植物は生存が確認された。宇宙船には犬の様子を撮影するためのテレビカメラも積まれていた。

帰還の1年後、ストレルカが産んだ仔犬の内の一匹がソ連からアメリカの親善プレゼントとして当時のファーストレディであるジャクリーン・ケネディに贈られた。

なお、スプートニク5号の正確な発射時刻を巡っては論争がある。Sergei Voevodinはその時刻を08:38:24 UTCとするが、公式には08:44:06と伝えられている。

参考文献

  • Sputnik 5” (英語). NASA - NSSDC. 2008年6月26日閲覧。

関連項目


「Korabl-Sputnik 2」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Korabl-Sputnik 2」の関連用語

1
8% |||||

Korabl-Sputnik 2のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Korabl-Sputnik 2のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスプートニク5号 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS