JR東日本の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/24 14:24 UTC 版)
「列車非常停止警報装置」の記事における「JR東日本の例」の解説
東日本旅客鉄道(JR東日本)の車内信号閉塞式(同社内での呼称ではATC方式)導入線区では本装置が車内信号と連動するようになっており、本装置が動作すると駅付近の軌道回路は自動的に短絡される。このため、駅に進入しようとしている列車の車内信号は×信号(絶対停止・0km/h)が現示され、即座に非常ブレーキがかかる。このタイプは普通の装置と機能が異なるため、同社内では特に「絶対停止型」として区別されている。 なお、根岸線の桜木町駅 - 大船駅間では自動閉塞式が採用されているが、桜木町駅より先横浜方面の区間ではデジタルATCが使用されているため、横浜方面からの列車(主に京浜東北線、横浜線直通車)には対応した保安装置が採用されている。桜木町駅以西は同じ線路を併用して運転するものの、デジタルATC車は保安装置をそのまま使用するので引き続き速度計に併設してある車内信号に従って、貨物列車の機関車など非搭載車は従来通り地上信号機に従って運転を行っている。当該区間で本装置の扱いがあった場合は車内信号が絶対停止を現示することはもちろん、地上設備の非常停止信号(赤色点滅とブザー鳴動)を自動的に現示する仕組みになっている。
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