IPAmj明朝フォント
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「IPAフォント」の記事における「IPAmj明朝フォント」の解説
2011年10月には、「IPAmj明朝フォント」が公開された。TrueTypeアウトラインのOpenTypeフォントであり、文字情報基盤整備事業の文字情報基盤 文字情報一覧表(MJ文字情報一覧表)にある、58,862文字に及ぶ漢字のグリフが収録されている。 異体字セレクタのIVSを利用することで、Moji_Johoコレクションにある異体字約1万通りが利用できる。ただし利用するためには、Microsoft Word 2007 以降や一太郎 2014 以降などといった、IVSに対応したアプリケーションが必要である。 IPAはこのフォントを「人名の表記等で、細かな字形の差異を特別に使い分ける必要のある業務等での活用を想定」しているとしており、一般的な用途には前述のIPAexフォントの使用を推奨している。 2017年12月には、ISO/IEC 10646(UCS)の第5版とIVDの新版が発行され、文字情報基盤整備事業のすべての漢字の規格化が完了した。2018年1月にはこれらの規格に対応したVer.005.01がリリースされた。なおこのバージョンでは、変体仮名についてもUnicode 10.0で定義された符号位置に基づき符号付けが行われている。
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