IPAの声調記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/21 02:27 UTC 版)
国際音声記号では、ダイアクリティカルマークで表現する方法と、基準線を用いた方法の2種類の表現を定義している。 ダイアクリティカルマークでは、平板の発音は[ő](超高平板)、[ó](高平板)、[ō](中平板)、[ò](低平板)、[ȍ](超低平板)の5種類、曲線は[ǒ](上昇曲線)、[ô](下降曲線)、[o᷄](高上昇曲線)、[o᷅](低上昇曲線)、[o᷉](上昇下降曲線)の5種類がある。 基準線を用いた表現では、平板の発音は[˥](超高平板)、[˦](高平板)、[˧](中平板)、[˨](低平板)、[˩](超低平板)の5種類、曲線は[˩˥]“”(上昇曲線)、[˥˩]“”(下降曲線)、[˧˥]“/│”(高上昇曲線)、[˧˩]“/│”(低上昇曲線)、[˧˩˧]“^│”(上昇下降曲線)の5種類がある。 JIS X 0213には声調記号が多く追加され、上昇曲線および下降曲線も1つのコードポイントを与えられているが、Unicodeには依然として加わっておらず、複数の声調記号の組み合わせで表現するしかない。なお、複数の声調記号で表した場合には、ひとつの声調記号の字形に変化させる必要がある。 中国語については、上記のみでは表せないため、上記以外にも多種の声調記号が存在するが多くは文字コードでの表現はできない。
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