HTTP over TLSとの比較とは? わかりやすく解説

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HTTP over TLSとの比較

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/29 01:55 UTC 版)

Secure HyperText Transfer Protocol」の記事における「HTTP over TLSとの比較」の解説

S-HTTPは、提供されたページデータとPOSTフィールドのような送信データのみを暗号化し、プロトコル開始変更されないこのためS-HTTP暗号化されていないヘッダにより残り通信暗号化されているかどうか判断されるため、同じポートHTTP同時に使用することができた。 その一方HTTP over TLSでは通信全体Transport Layer Security (TLS; 旧SSL) で包むため、プロトコルデータが送信される前に暗号化開始されるこのため名前ベースバーチャルホストではどのDNS名が要求意図したものかを判断する際に「ニワトリと卵」のような問題生じる。 つまり、Server Name Indication (SNI)サポートのないHTTPS実装では、DNS名ごとに個別IPアドレスが必要であり、全てのHTTPS実装では、暗号化明確に使用するために個別ポート通常443HTTP標準80)が必要である(ほとんどのブラウザでは個別URIスキーム https:// として使用される)。 RFC 2817にあるように、HTTP/1.1 Upgrade header実装TLSアップグレードすることでHTTP保護するともできるこの方法で協定されたHTTP over TLS実行は、名前ベース仮想ホスティング追加IPアドレスポート、またはURIスペースなし)に関してHTTPS影響持たない。しかし、この方法をサポートする実装ほとんどないS-HTTPにおいて、所望URL平文ヘッダー送信されず、空白のままになる。暗号化されたペイロード内に別のヘッダーセット存在するHTTP over TLSにおいてはすべてのヘッダー暗号化されたペイロード内にあり、サーバーアプリケーションは通常TLS致命的なエラー(「クライアント証明書信頼されていない」や「クライアント証明書有効期限切れている」など)から正常に回復する機会がない[要出典]。

※この「HTTP over TLSとの比較」の解説は、「Secure HyperText Transfer Protocol」の解説の一部です。
「HTTP over TLSとの比較」を含む「Secure HyperText Transfer Protocol」の記事については、「Secure HyperText Transfer Protocol」の概要を参照ください。

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