Glen Bentonとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Glen Bentonの意味・解説 

グレン・ベントン

(Glen Benton から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 07:38 UTC 版)

グレン・ベントン
Glen Benton
ディーサイド - ポーランド公演 (2009年1月)
基本情報
生誕 (1967-06-18) 1967年6月18日(56歳)
出身地 アメリカ合衆国 フロリダ州
ヒルズボロ郡 タンパ
ジャンル デスメタル
職業 ボーカリストベーシスト作詞家
担当楽器 ボーカル
ベース
活動期間 1986年 - 現在
共同作業者 ディーサイド
エイモン

ヴァイタル・リメインズ
著名使用楽器
Ibanez SR

グレン・ベントン (Glen Benton1967年6月18日 - )は、アメリカ合衆国タンパ出身のヘヴィメタルミュージシャンヴォーカリストベーシスト)、作詞家ディーサイドのヴォーカリスト兼ベーシストとして著名である。また、ヴァイタル・リメインズのヴォーカリストでも活動していた。ヴァイタル・リメインズでは、主にスタジオ参加であったが、いくつかのライヴにも出演した。ベントンのボーカルスタイルは、かなり低いグロウルとハイピッチの悲鳴のような声が特徴である。

また、ミュージシャンとしてだけではなく、サタニストとしても著名で、反キリスト教色の強い歌詞を書いている。

略歴

アメリカ合衆国フロリダ州の都市、タンパの出身。1987年に、ベントンが地元の音楽雑誌に出した広告に、ブライアン・ホフマンが返事を出したことがきっかけで、デスメタルバンド、エイモンを結成する。エイモンのメンバーは、グレン (VoB)、ブライアン (G)、エリック・ホフマン (G、ブライアンの兄弟)、スティーヴ・アシェイム (Ds)の4名であった。バンド名は、古代エジプト太陽神アメン (Amen)にちなんでいる[1]。その後、エイモンは1989年ディーサイドに名前を改め、現在でも活動を続けている。

サタニズム

恐顔を決めるグレン (2006年5月)

ベントンは、サタニックかつキリスト教を『今日の腐りきった宗教システム』であるとして反キリスト教を標榜とする人物として知られている。ベントンのには、長年にわたって逆十字の刻印が押されていることで知られている。ディーサイドドラマー、スティーヴ・アシェイムによると、ギタリストのブライアン・ホフマンが煙草を使って腕に逆十字を刻んだ際にバンドがメディアの注目に対しての対応としておあつらえ向きだったとのことである[2]

ベントンは、インタビューで、自身がルシファーと"精神的なつながり"を共有していると述べていたことがある[3]。ルシファーは彼に、"何を言うべきか、何を書くべきか"を伝えるとのこと[3]。ベントンの'サタニズム'の特徴は不明瞭で、論争の対象となることがままある。特に、ディーサイドの元ギタリスト、エリック・ホフマンによる主張によれば、言行不一致やまがい物であるとして彼は解雇されている[4]。初期の頃、ベントンは表面上、有神論的サタニストであった。つまり、彼は言外にキリスト教を信じながら、それよりもサタンを崇拝していたといえる。また、ベントンの信念はアントン・ラヴェイサタン教会の信者たちに質問を受けたことがある。ベントンは、サタン教会が組織化された宗教であり、彼が"ハリウッド・サタニズム"であると認知するような、その売り込み方を非難していた[5]

これらから、ほとんどベントンの'サタニズム'は、バンドに最適な脚色を伴った猛烈な反キリスト教無神論であるといえる[6]2008年7月に発刊されたリヴォルヴァー誌の記事において、オブザーバーからの質問への返答で、ベントンは、ディーサイドにはイデオロギー的な事柄はないことと、音楽が第一であり、最も大切であると述べている[7]

論争

自殺

ディーサイド1990年にリリースしたセルフタイトルのアルバム『Deicide』には「Sacrificial Suicide」という楽曲が収録された。その中で、ベントンはイエスとは逆の人生を実現するために、33歳になったら自殺すると主張していると言われた。この33歳になったら自殺するという主張は、1990年代を通して何度となく語られた。しかし、2000年にベントンは33歳になったが自殺しなかった。2006年になって、ベントンはその声明は"愚かな意見"であり、自殺は"臆病者や敗者だけ"が選ぶことだと述べた[8]

宗教的信条

1990年代初めから中ごろにかけて、ベントンはしばしばボブ・ラーソンの"Talk Back"のようなキリスト教ラジオ番組に敵対者として出演していた[9]。番組中、真面目な議論が実際に行われていたが、2人の間のやり取りは主にベントンからの罵倒と皮肉を含んだ物言いによって成り立っていた。ラーソンはベントンに再び出演を依頼したがベントンは辞退している。

動物虐待の主張

1993年、新聞がベントンがラットリスのようなげっ歯類を生きたまま焼くことに興味があり、実際に行っていると述べたと伝えた。NME誌によるインタビューの間、ベントンはリスをペレット・ガンで撃っていた(この記事の中では、ベントンは、インタビューの行われた彼の自宅の屋根裏の中で、以前、リスが家の電気配線やそのほかの物にひどい被害をもたらしたことがあるために行っていると説明している。)[10]。そのような悪評が、イングランドマンチェスターで行われたディーサイドのツアー中に、動物愛護団体による爆弾テロをもたらしたこともある。同様の攻撃は、ストックホルムで以前行われたライヴでも試みられた。そこでは小さな火炎爆弾はディーサイドのライヴ中に爆発するようにセットされていた。その爆弾は爆発し、開場にダメージを与えたものの、その企て自体は失敗し、誰も傷つけることはなかった。これは、M-80であると報告された[11]。このツアーは、それらのイベントのいくつかを省略することとなった[12]

私生活

ベントンは、バイクを趣味としている[10]。これは、ディーサイドの楽曲「Scars of the Crucifix」のミュージック・ビデオでも見ることができる。彼はまた、2人の子持ちでもある[10]。ディーサイドはデスメタルバンドと認知されているが、ベントン自身はデスメタルという言葉を使いたがらない[5]

ディスコグラフィー

ディーサイド

ディーサイド#ディスコグラフィーを参照

ヴァイタル・リメインズ

ゲスト参加

脚注

外部リンク


「Glen Benton」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Glen Benton」の関連用語

Glen Bentonのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Glen Bentonのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグレン・ベントン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS