GMCH
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/05 14:38 UTC 版)
GMCHであるIntel 82830Mxは、メインメモリとしてPC100またはPC133のSDRAMをサポートする。 CPUとはIntel 815同様に133MHzのFSBで接続されている。しかしIntel 815ファミリまでと異なり、サポートするバスインターフェースはAGTLのみであり、AGTL+をサポートしていない。このため、Intel 830Mで使用可能なCPUはAGTLをサポートするTualatinコアのCPUか、cD0ステッピングのCoppermineコア (Coppermine-T) のCPUのみである。 グラフィック用にはAGP2.0準拠のAGP 4xインターフェースをサポートする他、内蔵グラフィック機能もサポートする。これらの対応はモデルにより異なる。
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GMCH
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/17 14:49 UTC 版)
GMCHであるIntel 82810はIGTコアを統合し2D/3Dグラフィックス機能を実現している。メインメモリの対応はは512MBまでのPC66またはPC100のSDRAMに留まるが、FSBはCeleron用となる66MHzだけでなく、Pentium IIIに対応できる100MHzにも対応している。さらに1999年9月にはFSB 133MHz版のPentium IIIの発売と共にそれに対応したIntel 810Eが発表されている。このため、PCメーカーはCeleronを採用したバリューPCとPentium IIIを採用したパフォーマンスPCにIntel 810を実装したマザーボードを共用できPCのコスト削減に貢献し、Intel 810を採用したPCが数多く出荷されることとなった。ただし付帯するクロックジェネレータにおいて66MHzあるいは100MHzまでしか生成しない設計もありうるため、Intel 810EおよびCeleronを搭載し出荷されたPCすべてが133MHz版Pentium IIIへ換装できるとは限らない。同様に、Intel 810およびCeleronを搭載し出荷されたPCすべてが100MHz版Pentium IIIへ換装できるとは限らない。 本来、Intel 810シリーズは上位チップセットであるIntel 820と並存する市況を想定されたが、Intel 820用の新メモリRDRAMがインテルの想定通りには値下がりせず、さらに初期出荷のIntel 820の不良回収が行なわれたこと、Intel 820でSDRAMを利用可能とする付加チップMTH(Memory Transfer Hub)のマザーボード発売後の不具合の発見により、Intel 820に悪い印象が付き纏い敬遠され、Intel 820とIntel 810の間を埋めるIntel 815の発売まで、事実上インテル社唯一のチップセットとなっていた。
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