Da 90/53とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 原色大辞典 > Da 90/53の意味・解説 

Da 90/53

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/28 06:04 UTC 版)

Cannone da 90/53 modello 39
種類 対空砲
原開発国 イタリア王国
運用史
配備期間 1939年~?
配備先 イタリア王国
ドイツ国
関連戦争・紛争 第二次世界大戦
開発史
開発期間 1939年
製造業者 アンサルド
製造数 539門
諸元
重量 8,950kg(牽引状態)
6,240kg(戦闘状態)
全長 3.34m
銃身 4,736mm
要員数

口径 90mm
砲尾 水平鎖栓式
反動 液気圧式駐退復座器
砲架 四脚式砲架
仰角 0°~+85°
旋回角 360°
発射速度 19発/分
初速 830m/秒
最大射程 12,000m(対空射撃時)
17,400m(対地射撃時)
テンプレートを表示

Cannone da 90/53 modello 39は、イタリア王国のアンサルド社が設計開発した、口径90mmの高射砲である。最初の試作品は1939年に完成し、同年にイタリア王国陸軍に制式採用され量産が開始された。

この砲はドイツの8.8 cm FlaK 18/36/37と同様に、対戦車砲としても高い性能を発揮した。このため、1943年のイタリア無条件降伏後はドイツ国防軍に接収され、9 cm Flak 41(i)もしくは9 cm Flak 309/1(i)の鹵獲兵器コードを与えられた。一部はドイツ本土の防空のためにドイツへ送られたが、接収された砲の大半はイタリア戦線で運用された。

車載

Da 90/53はM14/41中戦車の車体に搭載したセモヴェンテ da 90/53自走対戦車砲の主砲として用いられたほか、トラックの荷台部分に火砲を搭載したAutocannoneとしても運用されており、積載用のトラックにはランチア 3Roイタリア語版[1]ブレダ52イタリア語版[2]が用いられた。

登場作品

R.U.S.E.
イタリアの対空・対戦車砲として登場。

出典

  1. ^ ITALIE 1935-45 Autocannone da 90/53 sur Lancia 3Ro
  2. ^ ITALIE 1935-45 Autocannone Da 90/53 sur Breda 52

関連項目

外部リンク


「Da 90/53」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Da 90/53」の関連用語

Da 90/53のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Da 90/53のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
原色大辞典原色大辞典
Copyright © 1997-2025 colordic.org All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのDa 90/53 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS