DP215とは? わかりやすく解説

DP215

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 04:50 UTC 版)

「アストンマーティン・DP212/DP214/DP215」の記事における「DP215」の解説

DP215は、DP212と同様の3,995ccのドライサンプ345hpエンジンを搭載し、5速トランスミッションをファイナル・ドライブと一体化したトランスアクスルを採用した。サスペンションはDP214と同様に前後ともダブルウィッシュボーン+コイルの独立懸架である。外装もDP214と同様であった。シャシ番号はDP215、車両重量は1,125kg。1963年のル・マン24時間レースに18号車としてフィル・ヒル/ルシアン・ビアンキのドライブで出場し、期待通りに速い車でユーノディエールのストレートで記録した198.6mph(319.6km/h)の最高速度は、ル・マン24時間レース史上初めて300km/hの壁を破り、かつ現在に至るまでフロントエンジンカーとしてはル・マン24時間レースにおける最高速度記録である。しかし4時間経過後37位で走行中にトランスミッショントラブルでリタイアとなった。わずか1台だけしか作られず、アストンマーティンのワークス活動中止により後継車も生まれなかったDP215は、ル・マン24時間レース以外に一戦のみ出場したレイムスでのレースでもル・マン24時間レース同様にトランスミッショントラブルによりリタイアで終わっている。 レースキャリアを終えた後のDP215は、アストンマーティンの新規開発V型8気筒エンジンのテストベッドとして活用される予定だったが、高速での事故により廃車となった。その後レストアされ現在に至るが、エンジンは当時のオリジナルエンジンではなく、同じ1963年のインディ500用に作られたドライサンプ4.2リットルエンジンを搭載しているとのことである。オリジナルのDP215エンジンは、唯一現存しているDP214に搭載されている。

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