DPCにおける総報酬額
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 16:46 UTC 版)
「診断群分類包括評価」の記事における「DPCにおける総報酬額」の解説
DPCにおける総報酬額=診断群分類による包括評価+出来高評価+入院時食事療養費 診断群分類による包括評価は、「診断群分類点数表」と呼ばれる包括範囲点数表をもとに下記の式で算定し、出来高部分については従来からの医科診療報酬点数表をもとに算定する。 診断群分類による包括評価=診断群分類ごとの1日当たり点数×医療機関別係数×入院日数×10円 なお、前出の診断群分類番号(040080x099x0xx)は以下のような包括範囲点数となっている。 入院1日目~6日目:2,942点/日 入院7日目~13日目:2,175点/日 入院14日目~28日目:1,849点/日 (※29日目以降は入院期間III(2SD)超えとなり、従来通りの出来高の計算方式で算定) ※包括評価(包括範囲点数)の水準については出来高報酬制度における点数算定データ(DPC導入の影響評価に係る調査の実績)に基づいて算出されている。 医療機関別係数は、以下の4つを合算(各医療機関の係数については平成26年厚生労働省告示第 91号で告示されている) 基礎係数:医療機関群別に、医療機関の基本的な診療機能を評価したもの 機能評価係数Ⅰ:出来高報酬体系における、「入院基本料の差額」、「入院基本料等加算」等を係数化したもの 機能評価係数Ⅱ:DPC/PDPS参加による医療提供体制全体としての効率改善等へのインセンティブ及び地域において医療機関が担うべき役割や機能等を評価したもの 暫定調整係数:従来の調整係数の段階的廃止過程において暫定的に設定される係数
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