DPCコード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 16:46 UTC 版)
DPCでは、2,873ある全ての診断群分類に対して14桁で構成される「診断群分類番号」つまりDPCコードが割り振られている。このうち2,309のDPCにはそれぞれ入院期間に応じた包括点数が設定されており、2014年3月19日付の官報で告示されている。コードには下記のような意味がある。数字の代わりに「x」とある場合は「該当なし」を意味する。 例)040080x099x0xx 左から順に各桁ごとに決められた定義により表現される。 1~2桁目 (1)主要診断群/MDC2桁コード 3~6桁目 (2)最も医療資源を投入した傷病名の4桁分類コード 7桁目 (3)入院目的(2006年4月改定より未使用:x該当なし) 8桁目 (4)特定の条件:年齢条件、出生体重条件、JCS条件(意識障害レベルの指標)、Burn index条件(熱傷の重傷度を判断する指標)、GAF条件(主に精神科領域で用いられる機能の全体的評定) 9~10桁目 (5)手術情報 11桁目 (6)手術・処置等1の有無 12桁目 (7)手術・処置等2の有無 13桁目 (8)副傷病の有無 14桁目 (9)重症度等の有無 この例(040080x099x0xx)を端的に表現すれば「肺炎等で15歳以上の人が入院し、特に処置・手術等が無かった」こととなる。具体的な意味としては次のようになる。 04:呼吸器の疾患(1~2桁目) 0080:肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(3~6桁目:実際には1桁目~6桁目が揃わなければ傷病名に該当しない) x:該当なし(7桁目) 0:年齢条件(8桁目) 99:手術なし(9~10桁目) x:該当なし(11桁目) 0:手術・処置等2なし(12桁目) x:該当なし(13桁目) x:該当なし(14桁目)
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