サルヴィニ・シクリッド

熱帯魚写真館

サルヴィニ・シクリッド

通称：サルヴィニ・シクリッド

学名：Cichlasoma salvini (Günther, 1862)

分布：メキシコ南部、グアテマラ

サイズ：約１５～２２ｃｍ

水温：２２～３２度（２２～３２度）

ｐＨ：７．０～８．０（４．０～８．０）

水温、ｐＨは最適な値と共に、（）の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

特徴

古くから知られている中型のシクラソマの仲間です。　 地域変異によって色彩のバリエーションがあることが知られています。　 鱗が光輝く美しいシクリッドではありますが、所謂、“シクラソマ”の仲間と比較しても気が強いタイプに分類される為、混泳相手には注意する必要があります。　 現地採取のワイルド個体以外に東南アジアなどで養殖された個体もコンスタントに入荷する魚です。　

飼育について

水質については中性付近を好むの魚ですが、強靱種なため水温、水質にはこだわらなくとも容易に飼育できます。 餌も活餌から人工飼料まで何でもよく食べ、餌に困ることはありません。 雌はアピストグラマの仲間と同様、婚姻色で体が黄色に変わり、腹部が卵で膨らむ為、雌雄の判別は比較的、容易です。　

産卵はオープンスポウナーと呼ばれる基質産卵型の方式で、仲の良いペアを得られれば、卵や稚魚を良く守り微笑ましい姿を楽しませれてくれる事でしょう。　 狭い水槽ではペアであってもバランスが崩れると雄が雌を突付き回すことがある為、充分な隠れ家を用意したり、囮となる魚を入れるといった工夫が 必要になることもあります。　稚魚の育成は最初からブラインシュリンプを食べる為、育成は容易です。