Chick Coreaとは? わかりやすく解説

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コリア, チック

【英】:Corea, Chick

2008年12月 執筆者: 齊藤 紀子

1.出身
 アメリカ合衆国生まれ職業音楽家であった父親から音楽の手ほどきを受けた幼少の頃からジャズ即興興味をもっていた。
2.所属
 コリアは、志向する音楽変化に従って身を置くグループ移っている。
 まず、モンゴ・サンタマリアウィリー・ボボ率いラテン系バンド参加19621963)。これが、コリア最初音楽の仕事となっている。次いでマイルズ・デイヴィスグループ参加1968)。このグループ通じて電子音多用するジャズ・ロック知り1970年代の「フュージョン」のさきがけとなった。なお、1970年にこのグループを後にし、電子音頼らないジャズ志向するようになった。そして、デイヴ・ホランド、バリー・アルトシュと共にトリオ結成。このトリオは後に、リード奏者のアンソニー・ブラクストンを迎えてサークル」に改まった。しかし、その僅か後、1971年後半には、リターン・トゥ・フォーエヴァーというグループ参加

Dobbins/ R, Bill.
「コリア,チック」『ニューグローヴ世界大音事典村田,公一(日本語訳),第7巻6667頁.

ピアノ独奏曲


チック・コリア

(Chick Corea から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/29 01:21 UTC 版)

チック・コリア
チック・コリア(1992年)
基本情報
原語名 Chick Corea
出生名 アルマンド・アンソニー・コリア
生誕 (1941-06-12) 1941年6月12日
出身地 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州チェルシー
死没 (2021-02-09) 2021年2月9日(79歳没)
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 1966年 - 2021年
レーベル
共同作業者
公式サイト www.chickcorea.com

チック・コリア英語: Chick Corea1941年6月12日 - 2021年2月9日[2])は、アメリカ人のジャズピアニストキーボーディスト作曲家ミュージシャンである。本名はアルマンド・アンソニー・コリア英語: Armando Anthony Corea[3]

来歴

1941年6月12日アメリカ合衆国マサチューセッツ州チェルシーにて生まれた。父親はイタリア南部にルーツがあり[4][5]、ジャズ・トランペッターでもあった。4歳の頃よりピアノを習い始めた。高校を卒業後、ニューヨークにあるジュリアード音楽院に進学する。

1964年頃からブルー・ミッチェルハービー・マンモンゴ・サンタマリアらとの共演からキャリアをスタートする[6]。1966年、デビュー・アルバム『トーンズ・フォー・ジョーンズ・ボーンズ』を録音(発表は1968年)[7]

1968年後半からハービー・ハンコックに替わりマイルス・デイヴィスのグループに加入。『イン・ア・サイレント・ウェイ』、『ビッチェズ・ブリュー』などのアルバムに参加する。この頃からマイルスの指示でエレクトリック・ピアノフェンダー・ローズ)を弾くようになる[8]。当初この楽器を嫌っていたチックだが、1970年代にはチックのサウンドに欠かせない楽器となっていく。

1960年代末、彼はアバンギャルドなアプローチを見せ、マイルス・グループでもライブでの演奏はフリー・ジャズの要素が強い。

1970年、マイルス・グループを脱退した後、ベースのデイヴ・ホランド、ドラムのバリー・アルトシュルとグループ「サークル」を結成。後にサックスのアンソニー・ブラクストン英語版が加入し[7]フリー・ジャズ寄りの演奏を展開する。

1970年代(1976年)

1971年ベーシストスタンリー・クラークらとクロス・オーバー/ジャズバンドリターン・トゥ・フォーエヴァー」を立ち上げ、ECMレコードからアルバム『リターン・トゥ・フォーエヴァー』を1972年に発表[9]。カツオドリ(カモメとするのは間違い)のジャケットで有名なこのアルバムは1970年代ジャズ・フュージョン・アルバムとしてはヒット作となる。卓越した演奏技術に裏打ちされたこのバンドは数々の作品を生み出し、トップアーティストとしての地位を確立する。中でも『ライト・アズ・ア・フェザー』に収録されている「スペイン」は現在でも他の演奏家にプレイされ続ける、ジャズの、また彼自身の代表曲である。当初、フローラ・プリムアイアート・モレイラなどブラジル系のメンバーが中心であったためラテン色の強いグループであったが、彼らの脱退後1973年にはギタリストのビル・コナーズが、1974年にはビルに替わってアル・ディ・メオラが加入し、よりロック色の濃い方向性になった。

1978年、リターン・トゥ・フォーエヴァーを解散したチックは、『フレンズ』、『スリー・クァルテッツ』などエレクトリックにもストレート・アヘッドなジャズにも、時にはクラシックに挑戦したりと多彩な活動を続ける。

1985年、ジョン・パティトゥッチデイヴ・ウェックルと「チック・コリア・エレクトリック・バンド」を結成[10]。1987年、パティトゥッチとウェックルをリズム・セクションに迎えた「チック・コリア・アコースティック・バンド」としてのライブ活動を開始。[11]1989年、スタンダードを中心としたアコースティック・バンド名義のアルバム『スタンダーズ・アンド・モア』を録音・発表した。

1992年、ユニバーサル・ミュージック配給の元、自己レーベル「ストレッチ・レコード」をスタート[12]。だがGRPレコードとの契約上、ストレッチからの自作のリリースは、1995年発表の『タイム・ワープ』からとなった。1997年、アコースティック楽器によるセクステット「オリジン」を結成し、ライブ・アルバム2作のリリースを経て、1999年にはコリアの自宅で録音されたスタジオ・アルバム『チェンジ』を発表した[13]

晩年期(2019年)

2004年、エレクトリック・バンドをオリジナル・メンバーで復活、『トゥ・ザ・スターズ』を発表。2006年、かつての盟友スティーヴ・ガッド、そしてクリスチャン・マクブライドとアルバム『スーパー・トリオ』を制作・発表[14]、2007年、リターン・トゥ・フォーエヴァーの再々結成発表、2008年、上原ひろみとのピアノ・デュオで日本武道館公演を行う[15]など、その活動のエネルギーと多彩さは晩年まで衰えることがなかった。

夫人はマハヴィシュヌ・オーケストラへの参加などで知られるキーボード奏者ゲイル・モラン[16]、彼女はコリアの作品でボーカルを聞かせる場合もある。

2021年2月9日、癌により死去[2]79歳没

音楽性

チック・コリア・アコースティックバンド(2019年)

ジャズを基本に、ボサノヴァロッククラシックなどの要素を織り交ぜたプレイを見せた。

初期にはビバップ、フリージャズ、マイルス・デイヴィスとのエレクトリック・ジャズ/ジャズ・ロック、リターン・トゥ・フォーエヴァーでのクロスオーバー、フュージョンと作風を変えていった。さらにロイ・ヘインズゲイリー・バートンとも共演した。オーケストラと共演しクラシック音楽を演奏するなどの活動も行った。

ジャズ界でも多作家として知られ、1970年代には1年に2枚以上のペースで、多い年には4枚を発売した。

ディスコグラフィ

リーダー作品

コンピレーション

  • Inner Space(1966年)(Atlantic) 1973年
  • Chick Corea Compact Jazz (Polydor) 1987年
  • Best of Chick Corea(1966年-1970年)(Blue Note) 1993年
  • Selected Recordings (ECM) 2002年
  • Very Best of Chick Corea (Universal) 2004年
  • ハービー・マンと共同名義, Herbie Mann-Chick Corea: The Complete Latin Band Sessions (Gambit) 2007年(CD 2枚組)
  • 『ファイヴ・トリオ BOX』 - Five Trios (Stretch) 2007年(CD 6枚組)
  1. Dr. Joeアントニオ・サンチェスジョン・パティトゥッチと共演)
  2. From Milesエディ・ゴメスジャック・ディジョネットと共演)
  3. Chillin' in Chelanクリスチャン・マクブライドジェフ・バラード と共演)
  4. The Boston Three Party (エディ・ゴメス、アイアート・モレイラと共演)
  5. Brooklyn, Paris to Clearwaterアドリアン・フェロー英語版リッチー・パーシェイ英語版と共演)
  • 『エレクトリック・チック』 - Electric Chick(1976年~1978年)(Verve/jazz club) 2008年

サークル

  • 『サークル 1:ライヴ・イン・ジャーマニー・コンサート』 - Circle 1: Live in Germany Concert(1970年11月録音)(CBS/Sony) 1971年
  • 『サークル 2:ギャザリング』 - Circle 2: Gathering(1971年5月録音)(CBS/Sony) 1971年
  • 『パリ・コンサート』 - Paris Concert(1971年2月録音)(ECM) 1971年
  • 『サークリング・イン』 - Circling In(1968年3月、1970年4月、8月録音)(Blue Note) 1975年
  • 『サーキュラス』 - Circulus(1970年4月、8月録音)(Blue Note) 1978年

リターン・トゥ・フォーエヴァー

チック・コリア・エレクトリック・バンド

チック・コリア・アコースティック・バンド

  • Summer Night-live(1987年10月録音)(Jazz Door) 1994年(ベオグラードにおけるライブ)
  • スタンダーズ・アンド・モア』 - Chick Corea Akoustic Band (GRP) 1989年 ※第32回グラミー賞(最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス(グループ))
  • 『ラウンド・ミッドナイト』 - Alive(1989年録音)(GRP) 1991年(ライブ)
  • 『ライヴ・フロム・ザ・ブルーノート東京』 - Live from Blue Note Tokyo(1992年録音)(Stretch) 1996年(「ブルーノート東京」におけるライブ)
  • 『LIVE』 - Live(2018年1月録音)(Stretch) 2018年(イタリアにおけるライブ。CD 2枚組)

チック・コリア&オリジン

  • 『チック・コリア&オリジン』 - Live at The Blue Note(1997年12月録音)(Stretch) 1998年(ニューヨーク「ブルーノート」におけるライブ)
  • 『ア・ウィーク・アット・ザ・ブルーノート』 - A Week at The Blue Note(1998年1月録音)(Stretch) 1998年(ニューヨーク「ブルーノート」におけるライブ。CD 6枚組)
  • チェンジ』 - Change (Stretch) 1999年

脚注

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 Collar, Matt. Chick Corea Biography, Sogns, & Albums - オールミュージック. 2022年3月30日閲覧。
  2. 1 2 Chick Corea, pioneering jazz keyboardist who helped define ‘fusion,’ dies at 79”. ロサンゼルス・タイムズ. 2021年2月12日閲覧。
  3. BIOGRAPHY - チック・コリア | Chick Corea”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2022年3月30日閲覧。
  4. Chick Corea Interview”. Marktowns.com. 2022年1月28日閲覧。
  5. Musica Jazz, Italy – Chick Corea”. Chickcorea.com. 2022年1月28日閲覧。
  6. “Chick Corea On Piano Jazz”. New Orleans Public Radio. 2013年1月20日. 2021年2月15日閲覧.
  7. 1 2 “Chick Corea Biography”. AllMusic. 2021年2月15日閲覧.
  8. “Chick Corea”. BLUE NOTE. 2021年2月15日閲覧.
  9. “Chick Corea, Jazz Keyboardist and Innovator, Dies at 79”. The New York Times. 2021年2月11日. 2021年2月15日閲覧.
  10. “Chick Corea”. The National Endowment for the Arts. 2021年2月15日閲覧.
  11. Schube, Will (2021年8月11日). Chick Corea Akoustic Band 'Live' Set To Be Released”. uDiscoverMusic. 2022年3月23日閲覧。
  12. “フュージョンの草分け、チック・コリアが79歳で逝去。その功績を辿る”. udiscovermusic.jp. 2021年2月12日. 2021年2月15日閲覧.
  13. Going Elektric: 1986-1999”. chickcorea.com. 2022年3月30日閲覧。
  14. “チック・コリア/CHICK COREA”. Universal Music Japan. 2021年2月15日閲覧.
  15. “チック・コリア&上原ひろみ Concert<デュエット>レポート”. BARKS. 2008年5月12日. 2021年2月15日閲覧.
  16. “Jazz keyboard virtuoso Chick Corea dead of cancer at age 79”. Nbc News. 2021年2月12日. 2021年2月15日閲覧.

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