CSD-90への交換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 07:59 UTC 版)
「京急1000形電車 (初代)」の記事における「CSD-90への交換」の解説
連結作業の省力化のため、電気連結器付き廻り子式密着連結器 (CSD-90) への交換が1989年(平成元年)頃に行われた。1985年(昭和60年)冷房改造の1113編成から準備工事が始まり、在来車についても定期検査とは別に入場させて同工事が順次施工された。外観に現れる標準的な工事は運転台および先頭車海側床下への連結器制御盤の取り付け、冷房指令・自動幕指令用ジャンパ栓(青色)の撤去および連結器胴受の交換だったが、工事期間中に1987年のダイヤ改正に伴う2+6編成や4+4編成が出現、編成間で冷房・自動幕指令を共有する必要が生じたため、該当編成への青色ジャンパ再取り付けなど細かい様々なバリエーションが見られた。本工事と合わせて補助警笛が電子ホーン化された。その後1989年の1137編成を皮切りに1991年(平成3年)にかけて連結器本体の交換、非常用中間連結器の搭載などの本工事が行われた。また、本工事に先立って連結器制御盤取付用スペース確保のため冷房車の先頭車海側に設けられていた三芯のジャンパ栓(三相ジャンパ)が撤去された。本ジャンパ栓は冷房用電源故障時に編成間で給電を行えるよう設けられていたものだが、1984年(昭和59年)冷房改造の1005編成以降はこれを設けずに出場し、従来車も1985年1月に定期検査出場した1259編成以降定期検査時に撤去された。
※この「CSD-90への交換」の解説は、「京急1000形電車 (初代)」の解説の一部です。
「CSD-90への交換」を含む「京急1000形電車 (初代)」の記事については、「京急1000形電車 (初代)」の概要を参照ください。
- CSD-90への交換のページへのリンク