CRおおむろ【CRオオムロ】(野菜)
登録番号 | 第4836号 | |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 在来なたね | |
登録品種の名称及びその読み | CRおおむろ よみ:CRオオムロ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 1月 22日 | |
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 芹沢啓明 大谷英夫 丸山進 藤森基弘 塚田元尚 松本悦夫 下條周 柳沢京子 馬場英実 上杉寿和 小口伴二 宮坂幸弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,中華人民共和国から導入したチンゲンサイの 3系統と,根こぶ病抵抗性の早生芝罘はくさい「CR・M系」を素材として育成された交雑品種であり,葉の長さが長く,葉柄・中肋の色がかなり淡緑で,根こぶ病抵抗性が高いチンゲンサイである。 種子の色はやや黒色,種子の大きさは中である。子葉の大きさは中,胚軸の色は無である。草姿はやや開,葉数はやや多,葉の形はへら,長さは長,葉縁の特性は全縁,裂縁の多少は無である。葉の色は淡緑,葉面の着色は無又は極淡,毛じは無,葉面及び葉縁の波打ちはかなり少である。葉肉の厚さは中,辛味は無である。葉柄中肋の幅は広,形は扁平,ねじれは無,色はかなり淡緑,葉柄の長さはやや長である。分けつ性は無,早晩性は早,結球性は無である。 「青梗パクチョイ」及び「青帝」と比較して,草姿が開くこと,葉の形がへらであること,葉の長さが長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,長野県野菜花き試験場(長野市)において,中華人民共和国から導入したチンゲンサイ「PA・3」に,根こぶ病抵抗性の早生芝罘はくさい「CR・M系」を昭和58年に交配し,59年にこの中から選抜した根こぶ病抵抗性の株の花粉を同国から導入したチンゲンサイ「PA・2」に交配し,根こぶ病抵抗性の選抜を行いながら「PA・2」を連続戻し交配し,その中から平成元年に選抜した 1系統を母系とし,同国から導入したチンゲンサイ「PA・4」の選抜系統を父系として,2年に交配し,同年及び 3年に組み合わせ能力検定及び現地適応性検定を行い,3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「CR妻女」であった。 |
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