C&W 継承戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/05 16:45 UTC 版)
「ケーブル・アンド・ワイヤレス」の記事における「C&W 継承戦争」の解説
1997年初頭、ケーブル・アンド・ワイヤレスはドイツのフェバ社(VEBA)およびRWEとの提携関係を解消した。この年にパナマの電話公社を買収しようとしたり、スプリントとの合併が噂されたりした。翌1998年ワールドコムに再編されるMCI(MCI Inc.)のインターネット事業を買収した。 2000年、ケーブル・アンド・ワイヤレスがハイパーリンク・インタラクティブ(現・ウェブテクノロジーグループ)を買収。2001年、倒産したエクソダス(Exodus Communications)を買収。MP3.com も参照。 2004年3月、アメリカの国内事業を売却するが、国際通信ビジネスは継続。同年6月、ヴィヴェンディからモナコテレコム株55%を1億6200万ユーロで買収する合意を発表(モナコ#経済)。同年8月、資金決済システムにおけるスイフトネット独自の運用コードと協調稼動していたことをケーブル・アンド・ワイヤレス側が発表。スイフト側は、「こうした連携が産業での資金運用を分かりやすくしてくれるので、金融機関はスイフトネットを使った投資にレバレッジを一層かけやすくなる」とコメントした。同年10月、日本法人であったC&W IDCは、国内事業部門のIDCをソフトバンクグループに売却した(現IDCフロンティア)。 2005年2月、日本法人をC&W UKとする。日本支店を千代田区大手町に置き、国際通信サービスを提供中。同年、子会社エネルギス(Energis)に5億9400万ポンドを投資。 2007年2月、ウェブテクノロジーグループなどを売却。 2010年、カリブ海・ラテンアメリカ諸国事業を分離して、ケーブル&ワイヤレス・コミュニケーションズ(Cable & Wireless Communications/CWC)に移管、ケーブル&ワイヤレス・ワールドワイド(Cable & Wireless Worldwide/CWW)となったが、経営がうまくゆかず、結局CWWはボーダフォンに買収された。 2013年、CWCはマカオ事業を栄毅仁創立のシティック(CITIC Group)に売却した。2014年にはモナコテレコムをフランスのザヴィエル・ニール(Xavier Niel)に4億4500万ドルで売った。そしてBPのフィル・ベントレー(Phil Bentley)がCEOとなった。 2015年、リバティ・グローバルが82億ドルでCWCに買収を申し出た。リバティ・グローバルの会長ジョン・マローン(John C. Malone)は、2013年にCWCがコロンブス・インターナショナルを買収するのに資金を出しており、そのときに相当数のCWC株を取得している。この案件は2016年4月20日、CWCの株主総会で賛成を得た。
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