幻獣辞典
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 15:17 UTC 版)
『幻獣辞典』(げんじゅうじてん、EL LIBRO DE LOS SERES IMAGINARIOS)はホルヘ・ルイス・ボルヘス、マルガリータ・ゲレロの共著による文学作品。第1版である『Mannal de zoologia fantástica(幻獣動物案内)』が1957年発表、第2版『El libro de los seres imaginarios』1967年に続き、1969年版が現在知られているものである[1]。
辞典の名の通り、古今東西の空想の怪物が集められた書物である。基本的に各地の神話が主体であるが、中には「カフカの想像した怪物(『最愛の父』からの引用)」[2]のようなものも含まれている。そしてまた、ボルヘスにはよくあることだが、おそらく彼自身が「それらしく」創作した幻獣も含まれていると思われている。
版ごとに内容が拡充されており、1969年版では120篇の語りからなる。
日本語訳
- ホルヘ・ルイス・ボルヘス; マルガリータ・ゲレロ『幻獣辞典』柳瀬尚紀訳、晶文社、1974年。
- ホルヘ・ルイス・ボルヘス; マルガリータ・ゲレロ『幻獣辞典』柳瀬尚紀訳、晶文社〈晶文社クラシックス〉、1998年12月。ISBN 4-7949-1265-X。
- ホルヘ・ルイス・ボルヘス『幻獣辞典』柳瀬尚紀訳; スズキコージ絵(新)、晶文社、2013年10月。 ISBN 978-4-7949-6831-9。
- ホルヘ・ルイス・ボルヘス『幻獣辞典』柳瀬尚紀訳、河出書房新社〈河出文庫〉、2015年5月。 ISBN 978-4-309-46408-4。
柳瀬尚紀訳は英訳からの重訳。
脚注
関連項目
- 柳瀬尚紀 - 日本語版訳者
- ア・バオ・ア・クゥー
- カーバンクル (伝説の生物)
- バルトアンデルス
- ペリュトン
「Book of Imaginary Beings」の例文・使い方・用例・文例
- Bookは日本語で「ホン」といいます。
- 創世記のBookでノアの時間起こっていると言われているすごい大洪水
- アップルはまた,iPadで電子書籍を買って読むことができるようになる新しいアプリケーション「iBooks(アイブックス)」も発表した。
- しかし,iBooksのサービスは当初は米国内でしか利用できない見込みだ。
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
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