JTCC
1994年に、グループAマシンによるJTCが終了し、イギリス・ツーリングカー選手権(BTCC)を手本に、新たに全日本ツーリングカー選手権が始まった。参加車両は全長が4.2m以上で4座席以上の4ドア、フロントエンジン。さらに、12か月間に2500台以上が生産され、FIAでグループA車両として公認されていること。また、ベースとなるマシンに搭載されているエンジンでなくても、搭載するマシンと同一メーカーで、クルマ同様に連続する12か月間に2500基以上生産されたFIAの公認を得た6気筒以下の4サイクルNAエンジンならば、ボア・ストロークを変更して排気量を2000ccにすることで、載せ替えが可能である。なお、8500rpmでのレブリミッターの取り付けが義務づけられた。車両最低重量はFFが975kg、FRが1025kg、4WDが1040kg。レース形態は1大会で2レースが行われ、1レース当たり90~120kmというスプリントで、それまで日本にはなかった開催形態が採用された。参加車両はトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、BMW、オペルなど。その後、BMWワークスのシュニッツアー・チームの参加などで、大いに盛り上がった。しかし、日本のワークス撤退を契機に99年をもって廃止となった。
JTC
1985年から93年まで開催されたグループA規定による全日本ツーリングカー選手権の略称。秋の富士スピードウェイでのインターTECを頂点に国内主要サーキットを転戦した。マシンは、年間5000台以上生産された4座席以上のクルマで、FIAの公認を得たツーリングカーを使用。外観は、市販状態と大して変化はないが、中身は高度にチューニングされている。通常、2500ccと1600ccを境に3クラスに分けられ、クラス1がスカイラインGT-Rのワンメイク、クラス2がBMWM3のワンメイク、クラス3がホンダ・シビックとトヨタ・カローラの2車種であり、3クラス混走で争われた。ドライバーは2人1組で、レース距離は300~500kmだった。
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