ActiveDirectoryRights 列挙体

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ActiveDirectoryRights 列挙体

メモ : この列挙体は、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

ActiveDirectoryRights 列挙体は、Active Directory オブジェクトに割り当てられるアクセス権を指定します。

この列挙体には、メンバ値のビットごとの組み合わせを可能にする FlagsAttribute 属性が含まれています。

名前空間: System.DirectoryServices
アセンブリ: System.DirectoryServices (system.directoryservices.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

<FlagsAttribute> _
Public Enumeration ActiveDirectoryRights

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ActiveDirectoryRights

C#

[FlagsAttribute] 
public enum ActiveDirectoryRights

C++

[FlagsAttribute] 
public enum class ActiveDirectoryRights

J#

/** @attribute FlagsAttribute() */ 
public enum ActiveDirectoryRights

JScript

FlagsAttribute 
public enum ActiveDirectoryRights

メンバ

	メンバ名	説明
	AccessSystemSecurity	オブジェクトのセキュリティ記述子の SACL を取得または設定する権限。
	CreateChild	オブジェクトの子を作成する権限。
	Delete	オブジェクトを削除する権限。
	DeleteChild	オブジェクトの子を削除する権限。
	DeleteTree	子のアクセス許可に関係なく、このオブジェクトのすべての子を削除する権限。
	ExtendedRight	カスタム コントロールのアクセス権。使用できる拡張権利の一覧については、MSDN ライブラリ (http://msdn.microsoft.com) の「Extended Rights」を参照してください。拡張権利の詳細については、MSDN ライブラリ (http://msdn.microsoft.com) の「Control Access Rights」を参照してください。
	GenericAll	子を作成または削除する権限、サブツリーを削除する権限、プロパティを読み書きする権限、子とオブジェクト自体をチェックする権限、オブジェクトをディレクトリに追加およびディレクトリから削除する権限、および拡張された権限を使用して読み書きする権限。
	GenericExecute	コンテナ オブジェクトのアクセス許可を読み取る権限、およびその内容をリストする権限。
	GenericRead	このオブジェクトのアクセス許可を読み取る権限、このオブジェクトのすべてのプロパティを読み取る権限、親コンテナがリストされている場合にこのオブジェクト名をリストする権限、およびこのオブジェクトがコンテナである場合にその内容をリストする権限。
	GenericWrite	このオブジェクトのアクセス許可を読み取る権限、このオブジェクトのすべてのプロパティを書き込む権限、およびこのオブジェクトへのすべての検証された書き込みを実行する権限。
	ListChildren	オブジェクトの子をリストする権限。この権限の詳細については、MSDN ライブラリ (http://msdn.microsoft.com/library) の「Controlling Object Visibility」を参照してください。
	ListObject	特定のオブジェクトをリストする権限。この権限の詳細については、MSDN ライブラリ (http://msdn.microsoft.com/library) の「Controlling Object Visibility」を参照してください。
	ReadControl	オブジェクトのセキュリティ記述子からデータ (SACL のデータ以外) を読み取る権限。
	ReadProperty	オブジェクトのプロパティを読み取る権限。
	Self	検証された書き込みのアクセス権で制御される操作を実行する権限。
	Synchronize	同期にオブジェクトを使用する権限。この権限により、スレッドは、オブジェクトがシグナル状態になるまで待機できます。
	WriteDacl	オブジェクトのセキュリティ記述子の DACL を変更する権限。
	WriteOwner	オブジェクトの所有権を仮定する権限。ユーザーは、オブジェクトのトラスティである必要があります。ユーザーは、他のユーザーに所有権を転送できません。
	WriteProperty	オブジェクトのプロパティを書き込む権限。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
System.DirectoryServices 名前空間
ActiveDirectoryAccessRule.ActiveDirectoryRights プロパティ
ActiveDirectoryAuditRule.ActiveDirectoryRights プロパティ
CreateChildAccessRule
DeleteChildAccessRule