absorbance
「absorbance」の意味・「absorbance」とは
「absorbance」は、物質が光を吸収する能力を表す科学的な用語である。光が物質を通過するとき、その物質がどれだけの光を吸収するかを定量的に示す。吸光度は、物質の濃度や厚さに依存し、これらのパラメーターと光の波長に基づいて計算される。「absorbance」の発音・読み方
「absorbance」の発音は、IPA表記では/əbˈsɔːrbəns/となる。IPAのカタカナ読みでは「アブソーバンス」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「アブソーバンス」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「absorbance」の定義を英語で解説
"Absorbance" is a scientific term that refers to the ability of a substance to absorb light. It quantitatively indicates how much light a substance absorbs as it passes through. Absorbance depends on the concentration and thickness of the substance, and is calculated based on these parameters and the wavelength of light.「absorbance」の類語
「absorbance」の類語としては、「optical density」や「extinction」がある。これらの語もまた、物質が光を吸収する能力を表すために用いられる。「absorbance」に関連する用語・表現
「absorbance」に関連する用語としては、「transmittance」や「reflectance」がある。これらは光が物質を通過したり反射したりする度合いを表す用語である。「absorbance」の例文
以下に、「absorbance」を用いた例文を10個示す。 1. The absorbance of the solution was measured at 450 nm.(その溶液の吸光度は450nmで測定された。)2. Absorbance is directly proportional to the concentration of the substance.(吸光度は物質の濃度に直接比例する。)
3. The absorbance of the sample was higher than expected.(その試料の吸光度は予想以上に高かった。)
4. We calculated the absorbance using the Beer-Lambert law.(我々はビーア・ランベルトの法則を用いて吸光度を計算した。)
5. The absorbance spectrum of the pigment shows peaks at specific wavelengths.(その色素の吸光スペクトルは特定の波長でピークを示す。)
6. The absorbance of the solution increased as the reaction proceeded.(反応が進行するにつれて、溶液の吸光度は増加した。)
7. The absorbance was measured at various wavelengths to obtain the absorption spectrum.(吸収スペクトルを得るために、吸光度は様々な波長で測定された。)
8. The absorbance of the solution was too high to measure accurately.(その溶液の吸光度は高すぎて正確に測定することができなかった。)
9. The absorbance of the solution decreased after the addition of the reagent.(試薬の添加後、溶液の吸光度は減少した。)
10. The absorbance of the sample was corrected for background absorption.(その試料の吸光度はバックグラウンド吸収の補正が行われた。)
吸光度
(Absorbance から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/16 11:23 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動吸光度(きゅうこうど、英: absorbance)とは分光法において、ある物体を光が通った際に強度がどの程度弱まるかを示す無次元量である。光学密度(こうがくみつど、英: optical density)とも呼ばれることがある。吸収・散乱・反射をすべて含むため、吸収のみを表すものではない。
と定義される。つまり、入射光強度 I0 と透過光強度 I の比(透過率)の常用対数をとり、吸収のある場合を正とするために負号を付けたものである。透過率が光路長に対し指数関数的減衰するのに対し、吸光度は対数で表されているため光路長に比例して減少する。例えば透過率が 0.1(吸光度が 1)の物体の厚さが3倍になったとすると透過率は 0.13 = 0.001 になるのに対し、吸光度は単に3倍になる。
吸光度を吸光係数αと光路長 L とを用いて表すと、αL = -ln (I /I0 ) なので
となる。
吸光度は試料セルの光路長と試料濃度 C に比例し、
で表される。これをランベルト・ベールの法則と呼ぶ。この法則を使うと検量線から物質濃度を算出できる。
測定方法
吸光度を測定するためには分光光度計が使用される。測定する光の波長帯により光源と検出器が異なる測定装置が用いられる。
液体の吸光度を測定する場合は石英セルに入れることが多い。その場合は I0 が空のセルの透過光強度、I が試料セルの透過光強度となる。
関連項目
- 赤外分光法 (IR)
- 紫外・可視・近赤外分光法 (UV,VIS,NIR)
- フレーム分光分析(原子吸光法)
- ヨハン・ハインリッヒ・ランベルト
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