ATX構造規格および周辺構造規格向けの種類
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ATX Pentium 4発売以前に主流だった規格。代表的な規格書はATX Specification 2.03 Dec. 1998。 ATX12V Pentium 4以降に発売された電源の規格。マザーボードに向けて4ピンの+12V補助電源コネクタを加えた。代表的な規格書はATX12V Power Supply Design Guide Version 1.3 Apr. 2003。 ATX12V Ver2.x Intel Core 2以降に発売された電源の規格。主電源コネクタが20ピンから(下記EPS12Vと同じ)24ピンに変更になり、シリアルATA用電源コネクタを必須に定めた。代表的な規格書はPower Supply Design Guide for Desktop Platform Form Factors Revision 1.2 Feb.2008 Page-63 12. ATX12V Specific Guidelines 2.31。 CFX12V CFX 幅101.6+48.4 × 高さ86 × 奥行き96 mm Compact Form Factor 向けの 12V電源コネクタ付き電源ユニット。 ATX12VO ATX12VOはATX 12V Onlyの略称で、供給する電圧を+12Vのみとしたもの。2019年にIntelが策定したもので、年々強化される各国の消費電力制限に準拠し、また電源ユニットの簡略化による低コスト化と低発熱化を図っている。一方で従来の5V電源を必要とするデバイスはマザーボードから5Vの供給が必要なため、マザーボードの製造コストは増大する。 2020年4月現在は以前から存在していた各社のOEM向け12V出力電源の統一規格とされ、一般的な自作パソコン向けの製品は販売されていない。 EPS12V サーバ/ワークステーション用マザーボードを想定した複数CPU/複数GPUに対応した電源規格。近年[いつ?]の製品はATX12V Ver2.31との両対応電源が主流。主な規格書はSSI EPS12V Power Supply Design Guide Version 2.92 2002-2004。 FlexATX FlexATX 幅81.5 × 高さ40.5 × 奥行き150 mm FlexATXフォームファクタ向けの電源ユニット。 LFX12V LFX 幅62 × 高さ72 × 奥行き210 mm Low Profile Form Factor 向けの 12V電源コネクタ付き電源ユニット。 NLX および miniNLX NLXフォームファクタ向けの電源ユニット。 PS3 SFX電源ユニットの一種。ATX電源のサイズで奥行きの長さが短くなったもの。 SFX および SFX12V 詳細は「#SFX電源」を参照 SFX12V は、SFX に 4ピンの+12V補助電源コネクタを加えたもの。 TFX12V TFX 幅85 × 高さ64 × 奥行き175 mm Thin Form Factor 向けの 12V電源コネクタ付き電源ユニット。
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