ATAS
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ATAS
- テレビ芸術科学アカデミー (Academy of Television Arts & Sciences)
- 学術技術承認スキーム (Academic Technology Approval Scheme)
ATAS
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ATASの開発の基礎となった、柔軟な音波発信器についての研究はイギリス海軍によって行なわれたもので、1983年よりこれを利用した開発が可能となった。当初、マルコーニ社が興味を示したものの断念し、結局、ブリティッシュ・エアロスペース(BAe)社によって獲得された。SLASMとATASの計画は、この技術を応用したものとして開始されたものである。この技術を使えば、アクティブ・ソナー発信器を長い索状として曳航できるようになり、より低い周波数を使えるようになることから、アメリカ海軍は、自国の音響測定艦に装備することを考慮し、この技術に非常な興味を持っていた。このため、アメリカ海軍はATASの試作機を用いて、様々な環境で評価試験を行なった。 1990年7月、水中兵器開発の老舗であるトムソン・シントラ社(後のThomson Marconi Sonar社、現在はタレス・グループ)は、アクティブ・モードの曳航ソナーの開発について、BAe社と提携することを発表した。その目標は、艦体装備ソナーとパッシブ・アレイ・ソナー、そしてATASシステムとを統合した統合ソナー・システムの構築であった。これに伴い、ATASシステムは、トムソン社の輸出用ソナーであったスフェリオン・ソナーの機器との互換性を獲得した。1992年、ATAS計画は、BAe社から、共同企業体であるBAeSEMA社に移管された。同年、ATASシステムは、台湾に対して初の成約を獲得した。 ATAS(V)1 もっとも初期のモデルで、量産はされなかった。聴音部はもたず、30mのアレイに10mのアクティブ・ソナー発信器を有する。 ATAS(V)2 ATAS(V)1をもとに、120mの聴音アレイとトムソン・マルコーニ社製ランポワ処理装置を追加した量産型である。 ATAS(V)3 対潜情報処理装置を強化することで、艦体装備のスフェリオン・ソナーと連携した目標捜索・追尾を可能としたものである。
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