AMXの誕生とは? わかりやすく解説

AMXの誕生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:03 UTC 版)

AMC・AMX」の記事における「AMXの誕生」の解説

AMXの名称は元々1966年AMC催した自動車ショー興行の「プロジェクトIV」で披露された2台のコンセプトカーコードネームAmerican Motors eXperimental」からとられた。1台はグラスファイバー製2座の「"AMX"」で、もう1台が4座の「"AMX II"」であったAMC車が持つ「大衆車」のイメージ払拭し、より若々しい高性能車の市場訴えかけるというAMC戦略反映してモデルともに斬新なスタイリング持っていた。 オリジナルAMX実物大模型1965年にチャールズ・マシガン(Charles Mashigan)率いAMC先行デザイン・スタジオ開発された。2座のAMXは「1966年巡回自動車ショー大受け」し、車体後部デッキリッドを開くと現れるランブル」("Ramble")と呼ばれる予備座席備えていた。AMC幹部は、「ロムニー大衆車」というイメージを持つ消費者認識からスポーティ、高性能立脚した車という新し市場での興味対象変化させる機会見出した会長ロバート・エヴァンスRobert B. Evans )はこのAMXのような車を早期生産入れるように要求した量産車向けて (1)ジャヴェリン改装した車と (2)グラスファイバーボディを持つ全く新しい車という2つのモデル開発計画同時に進められた。既存技術利用でき、AMX試作車スタイリング近似AMCジャヴェリン製造設備僅かな改装加えるだけのモノコック・ボディ製造技術経験活かせ後者採用された。自動車製造業者は少量生産車用以外ではプラスチック製ボディ開発したがらなかった。最初の全可動モデル1966年AMCAMXプロジェクト一環としてデビューしたAMXは、年月経て4座の豪華スペシャルティカー変貌したフォード・サンダーバードオリジナル1957年モデル以来、初の鋼板ボディを持つ2座の国産高性能車と宣伝された。直接競合車シボレー・コルベットが1in 長い(98in、2,489mm)ホイールベースを持つ一方でAMXホイールベースは短い(97in、2,464mm)ものであったベース価格は3,245USドルで、これはコルベットよりも25%、1,000USドル上廉価な値であったAMXジャヴェリン販売開始されてちょうど4ヶ月経った1968年2月デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ報道機関披露された。

※この「AMXの誕生」の解説は、「AMC・AMX」の解説の一部です。
「AMXの誕生」を含む「AMC・AMX」の記事については、「AMC・AMX」の概要を参照ください。

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