9月の大型連休
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:52 UTC 版)
2009年、2015年 9月 日 月 火 水 木 金 土 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 ハッピーマンデー制度により本来9月15日だった敬老の日が9月第3月曜日となった。国民の祝日に関する法律(祝日法)は1985年12月27日に「その前日及び翌日が『国民の祝日』である日(日曜日にあたる日及び前項に規定する休日にあたる日を除く。)は、休日とする。」と改正された。 秋分の日になる太陽の秋分点通過日が9月21日・22日・23日のいずれかで、かつ水曜日だった場合、2日前は必ず9月第3月曜日で敬老の日となり、両日に挟まれた火曜日が国民の休日となる。そのために日曜から水曜日が4連休、土曜日を休日として扱うと5連休となる。なお、秋分の日は9月24日になる可能性もあるが、当日が水曜となった場合の第3月曜は22日ではなく15日となるため、4 (5) 連休にならない。 秋分点通過日は海上保安庁の暦計算により確定し、秋分の日の日付(秋分日)は国立天文台による天体観測に依存するため、前年2月1日の官報で発表されて初めて正式な日付となる。詳細は「暦要項」を参照。 現行法では恒久的な連休ではなく、2009年・2015年の次は2026年まで大型連休は出現しない見込みである。 この時期は「ゴールデンウィーク」に類似する要素があることから「シルバーウィーク」と呼称するとされた。シルバーは老年世代の意味も含むことから、敬老の日を含む連休という意味もある。2000年代中盤でもその動きがあった。 2008年11月に三菱電機ビルテクノサービスが実施した「2009年カレンダーについての調査」の設問「2009年9月(の連休)に名前をつけるとすれば?(自由回答)」で「シルバーウィーク」が1位となった事をテレビやインターネットメディアなどが報ずると国内外ツアーを企画する旅行代理店などが使い始めて一気に定着した。 NHK、民放、一部の新聞などは「シルバーウィーク」と称さず「(秋の)大型連休」という表現で統一している(理由についてはゴールデンウィーク#「ゴールデンウィーク」の表現を変更しているケースを参照)。 毎年連休というわけでない希少性から「プラチナウィーク」、「(黄金週間に対比して)白金週間」と呼ばれることもある。 現行の祝日法の規定が変わらないと仮定した場合に、2099年までに該当するのは 9月19 - 23日のパターン2009年、2015年、2026年、2037年、2043年、2054年、2071年、2099年 9月18 - 22日のパターン2032年、2049年、2060年、2077年、2088年、2094年 の各年であると予測される。2年連続で5連休となることはない。 秋分の日が9月21日または22日かつ火曜日の場合、前日が第3月曜の敬老の日となり、国民の休日は無いものの、日曜・祝日が3日続くため、3 (4) 連休でのシルバーウィークとなる。最初の該当年は2020年であり、次の該当年は2048年となる予定。この場合、2048年・2049年と、2年連続で3 (4) 連休以上となる。
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