500手指了による持将棋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:44 UTC 版)
日本将棋連盟が2019年10月1日より暫定導入したルールで、持将棋について両者の合意が至らない場合でも、対局手数が500手に達した場合は、双方の駒の点数に関係なく持将棋として勝負はすべて無勝負とし、持将棋指し直しとする。ただし、500手指了時点の局面が合法であり且つ王手がかかっている場合(後手が500手目に王手をかけた場合)には、連続王手が途切れた段階で持将棋とする。500手以降の連続王手が途切れず詰みに達した場合は、詰ました方の勝ちになる。 この500手目の王手による延長での詰みによる決着は、基本的には後手の勝ちとなるが、501手目以降に逆王手が入った場合は先手が勝ちとなるケースがありうる。また、500手以降の局面で連続王手の千日手が成立した場合、通常の反則規定と同様に王手を掛けた側の反則負けとなる。なお、戦後の公式戦における最長手数は、前述の牧野光則 - 中尾敏之戦で記録した420手(持将棋成立局)である。
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