4代目(2008-2015年)B8系
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「アウディ・A4」の記事における「4代目(2008-2015年)B8系」の解説
アウディは2007年8月に新型A4セダンの写真と概要を公開し、2007年9月のフランクフルトモーターショーで新型A4を公開した。遅れて2008年2月のジュネーブモータショーではワゴンのA4アバントが発表された。2009年には、クロスオーバータイプのA4オールロード・クワトロも発表された。派生車種としてアウディ・A5がある。 従来モデルより前輪を前に配置することで前後重量配分を適正化するなど大幅な変更がされている。ホイールベースがB7比で160 mmも延長された。またアルミニウムを多用することで軽量化も果たした。外見ではヘッドライト下部に白色発光ダイオード式のポジショニングランプが設置されたことやドアノブがグリップタイプに変更された点が目立つ。 日本では2008年3月に1.8TFSIと3.2FSIクワトロのセダン2種が発売(ともに右ハンドル)。パワーステアリングは低速時の手軽さと高速時の安定性を両立した可変ギアレシオ式となり、従来A6以上のモデルにのみ装備されていたMMI(マルチメディアインターフェース)も地上デジタル放送対応フルセグチューナー内蔵となった。1.8 TFSIはCVT(8段マニュアルモード付き)を採用し前輪を駆動する。3.2FSIクワトロは6速ATの四輪駆動だが通常時のトルク配分を従来の前後比50:50からRSシリーズと同じ40:60に変更し、よりスポーティーな味付けになった。2009年3月には、7速Sトロニックを搭載した2.0TFSIクワトロが追加された。 オプションではガラスサンルーフやバング&オルフセンのオーディオシステム、アウディドライブセレクトと呼ばれるATやサスペンション、パワーステアリングの特性をスイッチで切り替える機能が用意されている。 2008年8月19日、A4のステーションワゴンモデル「A4アバント」を発売。 2009年2月15日、A4アバントをベースにした「A4オールロードクワトロ」を発表。最低地上高をベース車に比べ60 mm上げ、180 ㎜とする。オーバーフェンダーやアンダーガード付き専用バンパーなどを装備する。 2009年3月25日、「A4/A4アバント」にターボチャージャー付き直列4気筒2.0 L直噴エンジンを搭載する「2.0 TFSI クワトロ」を追加した。 2012年4月3日、日本市場向けにマイナーチェンジモデルを発表、同日より販売を開始した。エクステリアはシングルフレームグリルを立体的なデザインとしたほか、前後バンパー、ヘッドライト、テールランプ等のデザインが変更された。パワートレインは2.0L直噴ターボエンジンで全車にアイドリングストップ機構の「スタートストップシステム」が採用されている。 A4(リア) 改良型(2011年 - 2016年) 改良型(2011年 - 2016年) A4 Avant改良型
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