4代目 R129(1989年-2001年)
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「メルセデス・ベンツ・SLクラス」の記事における「4代目 R129(1989年-2001年)」の解説
1989年、18年ぶりにフルモデルチェンジし、4代目が登場。幌には電動ソフトトップを採用する。車両の傾きを感知した際に起き上がり搭乗者を保護するロールオーバーバーがこのモデルから装備された。 機構的にはV型エンジンを搭載できるようにW201を拡幅し構造を強化したものである。日本には5.0L V8エンジンを搭載した「500SL」が導入された。価格は1380万円で左ハンドル仕様のみ。 1991年、「500SL」に右ハンドル仕様を追加するとともに1631万円に値上げした。 1992年、6.0L V12エンジンを積む「600SL」を追加。1993年、「600SL」をベースにAMGによってチューニングされたエンジンを搭載する「600SL 6.0 AMG」を追加。 1994年、マイナーチェンジ。モデル名が変更となり、それまで排気量を表す数字の後ろに付いていた「SL」が数字の前に付けられる。同時に直6モデルの「SL320」を追加。全車に5速ATを採用。 1996年、「SL500」をベースにAMGがチューンした6.0L V8エンジンを搭載する「SL500 6.0 AMG」を追加。 1998年、「SL320」の直6エンジンがV6エンジンに置き換えられ、「SL500」のエンジンも新型の5.0L V8となる。同時に「SL500 6.0 AMG」を廃止、新たに5.5L、V8の「SL55 AMG」自然吸気で7055cc、V12の「SL600 7.0」7.3L、V12の「SL73 AMG」を追加。この「SL73 AMG」は全世界で50台ほど製造された。 2001年、12年にわたる生産を終了し、5代目(R230)へと移行する。 主なグレードグレード製造期間排気量エンジン最高出力・最大トルク変速機駆動方式SL73 AMG 1998年-2001年 7.3L V型12気筒DOHCエンジン 525PS/76.5kg・m 5速AT FR SL600 7.0 1998年-2002年 7.0L 496PS/73.4kg・m 5速AT 600SL 6.0 AMG 1993年-1994年 6.0L 440PS/61.2kg・m 4速AT SL600 6.0 AMG 1994年-2001年 6.0L 440PS/61.2kg・m 5速AT SL500 6.0 AMG 1996年-1998年 6.0L V型8気筒DOHCエンジン 381PS/59.1kg・m 600SL 1992年-1994年 6.0L V型12気筒DOHCエンジン 395PS/58.0kg・m 4速AT SL600 1994年-1998年 6.0L 395PS/58.0kg・m 5速AT SL55 AMG 1998年-2001年 5.4L V型8気筒SOHCエンジン 353PS/51.4kg・m 500SL 1989年-1994年 5.0L V型8気筒DOHCエンジン 330PS/47.0kg・m 4速AT SL500 1994年-1998年 5.0L 320PS/48.0kg・m 5速AT SL500 1998年-2001年 5.0L V型8気筒SOHCエンジン 306PS/46.9kg・m SL320 1994年-1998年 3.2L 直列6気筒DOHCエンジン 235PS/32.8kg・m SL320 1998年-2001年 3.2L V型6気筒SOHCエンジン 224PS/32.1kg・m
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