3Dプリンタ出力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:55 UTC 版)
「3DCGソフトウェア」の記事における「3Dプリンタ出力」の解説
3Dプリンタへの出力は、閉じたサーフェスを持つSTL形式やVRML形式の使われることが多い。3D印刷可能なモデルの作成のために、メッシュの検証やクリーンアップに対応する3DCGソフトウェアが増えている(下記の表参照)。支持構造の追加に対応するものもあった (Meshmixerなど)。 ソフトウェアジオメトリ確認・クリーンアップ出力STL形式VRML形式AMF形式3MF形式3ds MaxSTL Check Modifier Yes Yes ? ? Lightwaveジオメトリクリーンアップツール Yes Yes ? ? Cinema 4DMesh Check Yes Yes No No BlenderMesh Analysis機能/3D Printing Toolboxアドオン Yes No (blender-amfアドオン) (Blender 3MF Formatアドオン) Shade 3D3Dプリントアシスタント Yes レガシー No No ZBrush? 3D Print Hubプラグイン No No ^ 3D Print Exporterプラグインの後継 3D印刷ソフトウェアでは、プリントする複数のオブジェクトを、プリントしやすい角度に回転して、プリント可能な範囲に詰め込む(多い場合は複数回に分ける)。また、素材の設定もこの段階で行う。大きなものをプリントする場合、ジョイント付きで部品を複数に分ける必要あり、これを行うためにブーリアン機能を持つソフトウェアが使われる。また、そのための専用機能を持つソフトウェアも存在する (3D-CoatのSplit&Jointsツールなど)。 RepRapなどの熱溶解積層(FDM)式3Dプリンタ向けではG-codeジェネレータ(スライサー)を使ってSTLからG-Codeを生成して、それをプリンタに送信する。FDM式の場合、異なった色や素材(ABSやPLAなど)をプリントするために、複数のノズルが使われている。ノズルや素材によって温める温度や温度上昇速度(Ramp Rate)、押し出し速度が異なる。また、プリント中に倒れないように土台や支柱を追加したり、柔らかいうちに重ねて崩れてしまわないように冷却時間や冷却ファンを考慮してG-codeを生成する必要がある。
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