2017/18年 - 2018/19年シーズン
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「ミスタースタニング」の記事における「2017/18年 - 2018/19年シーズン」の解説
チェアマンズスプリントプライズの後、前シーズンのシャティンヴァーズ(G3)で8着、当シーズンのナショナルデーカップ(G3)では6着と、重賞初制覇以来3連敗していたミスタースタニングは、ジョアン・モレイラ騎手からナッシュ・ローウィラー(英語版)騎手への乗り替わりとなり、その後叩き2戦目のプレミアボウル(G2)を勝利、続くジョッキークラブカップ(G2)にも勝って重賞2連勝を果たした。 12月10日、香港スプリント(G1)に出走。現地香港のほか、JRA(レッツゴードンキ、ワンスインナムーンが参戦)による馬券発売でも1番人気に支持されたレースでは、好位から逃げ一杯のペニアフォビアおよびワンスインナムーンを交わして抜け出すと、7番人気の僚馬ディービーピンをクビ差抑えて優勝した。レース後、ローウィラー騎手は「レース展開は予想外のものになった。3馬身か4馬身は離すと思っていたんだ」と僚馬の追撃に言及した。 2018年、次ぐセンテナリースプリントカップ(G1)は前走から巻き返したディービーピンの2着(ビートザクロックと同着)、またチェアマンズスプリントプライズでは重賞初挑戦のアイヴィクトリーの2着など、G2も含めて勝ちきれない競走が5戦続いたが、12月9日の香港スプリントでは、香港・JRA(ファインニードルが参戦)ともにホットキングプローンに次ぐ2番人気で発走し、直線では逃げたホットキングプローンが沈む一方で3番手の位置から抜け出し、ディービーピンを3/4馬身抑えて優勝。ロードカナロア以来3頭目となる同レースの連覇を達成した。デビューから3戦目まで当馬の手綱を取ったがその後に乗り替わりとなり、前年の香港スプリントを含めて騎乗できなかった時期が長かったが、ローウィラー騎手の騎乗停止処分後にコンビ復活となっていたカリス・ティータン(英語版)騎手は、「信じられない。こんな感覚は初めてだよ。大観衆がこんな大声で叫ぶのを聞いたのも初体験だ」と語った。 その後は、2019年のセンテナリースプリントカップ(G1)ではG1初制覇を果たしたビートザクロックのクビ差2着、スプリントカップでは軽斤量の伏兵ラタンおよび2着ビートザクロックに敗れての3着と、1番人気に推された2競走で続けて勝ちきれなかった。右前肢の故障を発生すると、登録していたチェアマンズスプリントプライズを取り消してシーズンを終えた。
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