2016/17
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 08:25 UTC 版)
「SKAサンクトペテルブルク」の記事における「2016/17」の解説
前シーズンの主力選手は大部分がチームに残った。 2016年7月、SKAはパーヴェル・ダツュクの獲得を発表する。パーヴェル・ダツュクはイリヤ・コワルチュクに代わりチームのキャプテンに任命された。この移籍により、パーヴェル・ダツュクとイリヤ・コワルチュクが同じラインでプレーをするという競演が実現した。 解任された監督のズボフに代わり、男子アイスホッケーロシア代表監督のオレグ・ズナロクがSKAの監督を兼任することとなった。ズナロクの就任により、SKAサンクトペテルブルクはロシア代表チームの基盤となった。 ダツュクの加入はチーム全体に刺激を与えた。キャプテンを譲る形となったコワルチュクは奮起し、レギュラーシーズンでセルゲイ・モジャーキンとスコアリーダーの座を争い、78ポイント(32ゴール+46アシスト、60試合)を記録。モジャーキンに次いでリーグ2位の記録を残した。エフゲニー・ダドーノフ、ワジム・シパチョフ、ニキータ・グーセフのラインは前年よりさらに成熟の度合いを増した。レギュラーシーズンのスコアでシパチョフは3位(26ゴール50アシスト、76ポイント)、グーセフは4位(24ゴール47アシスト、71ポイント)、ダドーノフは5位(30ゴール36アシスト、66ポイント)を占めた。若手フォワードのアレクサンドル・バラバノフは目立つ存在ではなかったが、レギュラーシーズンで13ゴールの活躍を見せた。 ディフェンスもより強固になり、得点が多く失点の少ないチームが完成した。初めてガガーリン・カップで優勝した2014/15シーズンではレギュラーシーズン60試合のうち60分で勝った試合が36試合、60分で負けた試合は14試合、得失点差74(210得点136失点)であった。一方2016/17シーズンではレギュラーシーズン60試合のうち60分で勝った試合が39試合、60分で負けた試合はわずかに8試合、得失点差135(249ゴール114失点)だった。レギュラーシーズン終了時にポイント137でCSKAモスクワと並んだが、60分で勝った回数でCSKAが優っていたため規定によりCSKAが首位となり、SKAはコンファレンス2位となった。 プレーオフでSKAは対戦相手を文字通り蹴散らしてガガーリン・カップファイルに進出した。第1ラウンドではヴィチャジ・ポドリスクを4勝0敗で圧倒、続く第2ラウンドではディナモ・モスクワに1敗するものの4勝1敗でコンファレンスファイナルに進出する。第2ラウンドのディナモ戦第3試合ではキャプテンのパーヴェル・ダツュクが負傷し、プレーオフの残りの試合すべてを欠場することを余儀なくされた。それでもSKAの強さは変わらず、コンファレンスファイナルではロコモティフ・ヤロスラヴリを4勝0敗で撃破して2年ぶりにガガーリン・カップファイルに進む。 ファイナルでは2連覇を狙うメタルルグ・マグニトゴルスクと対戦。SKAはパーヴェル・ダツュクを欠いていたが攻撃と守備でメタルルグを抑え込み、4勝1敗で勝利して2年ぶり2度目の優勝を達成した。
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