2014/15
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 08:25 UTC 版)
「SKAサンクトペテルブルク」の記事における「2014/15」の解説
シーズン開始前にSKAは元ドンバスでNHLでの経験もあるエヴゲニー・ダドーノフ、スウェーデン人のベテラン選手ジミー・エリクソンを獲得。2014/15年のシーズンにSKAは開幕から順調だった。キャプテンのコワルチュク、若手のアルテミー・パナーリンらが活躍を見せ、シーズン中盤までSKAはリーグ全体の首位を占めていた。11月になるとややペースが落ち、連勝を続けるCSKAに首位を譲ったが、コンファレンス2位で定期試合を終了する。プレーオフでは第1ラウンドでトルペード・ニージニーノヴゴロドを4勝1敗で圧倒。 第2ラウンドの相手はディナモ・モスクワだった。2012年と2013年にコンファレンス決勝で敗れた因縁のライバルであり、今シーズンでも定期試合で4回対戦して4回敗れているSKAの苦手なチームだった。しかしSKAは4勝1敗で勝利し、西部コンファレンスの決勝に進出する。コンファレンスの対戦相手はSKAの宿命のライバル、CSKAだった。SKAは定期試合60戦で勝ち点123でコンファレンス2位、対するCSKAは勝ち点139で定期試合を首位で終了していた。コンファレンス決勝でSKAは第1試合を0対3、第2試合を延長2対3、第3試合を1対3で落とし、プレーオフ敗退の危機に陥る。 しかし、ここからSKAが奇跡の反撃を開始する。シパチョフ・ダドーノフ・パナーリンのトリオが活躍し、第4試合を4対1、第5試合を6対2、第6試合を延長2対1で勝利し、シリーズのスコアを3勝3敗にした。2015年4月7日、モスクワでCSKA対SKAの運命を決定する第7試合が行われる。第1ピリオドでコワルチュク、第2ピリオドでダドーノフが得点してSKAは2対0でリードするが、第2ピリオドの終盤にCSKAが2点を返して同点に追いつく。第3ピリオドにSKAのパトリック・トレセンが勝ち越しゴールを決めるとそのまま逃げ切り、SKAは4勝3敗でCSKAに勝利。初のガガーリン・カップファイナル出場を決めた。KHL史上、プレーオフで3敗から逆転勝利したのはSKAが初めてであり、NHLでも前例は数えるほどしかないことだった。 ガガーリン・カップファイナルでは東部コンファレンスの勝者アクバルス・カザンと対戦。4勝1敗で勝利し、ソ連時代も含め初めて優勝を成し遂げた。 シーズンが終わると、監督のビコフは「家庭の事情」を理由に監督を辞任した。
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