2014-15シーズン NBA制覇とMVP
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「ステフィン・カリー」の記事における「2014-15シーズン NBA制覇とMVP」の解説
新しくスティーブ・カーがヘッドコーチに就任した14-15シーズンは、クレイ・トンプソンらと共に快進撃を演出。シーズン80試合に出場し、個人成績としては23.8得点4.3リバウンド7.7アシスト3P成功率44.3%FT成功率91.4%を記録したほか、シーズンを通して286本の3ポイントシュートを決め、自身が12-13シーズンに樹立したNBA記録を大幅に更新するなど、自身の能力を遺憾なく発揮したシーズンとなった。キャリア369試合目となった、2015年1月7日のインディアナ・ペイサーズ戦で3ポイントシュート1000回成功を果たした。従来の最速記録はデニス・スコットの455試合目であり、88試合も早く記録を達成した。2月4日のダラス・マーベリックス戦では、3ポイントシュート10本成功を含む、シーズンハイの51得点を記録した。また2015年NBAオールスターゲームでは、ファン投票で全選手最多の投票を集め、チームウェストのスターターとして出場した。なおこれに先立って開催されたNBAスリーポイント・シュートアウト決勝では、13本連続成功を含む27点を記録し、自身初の栄冠に輝いた。このシュートアウトでは、2月10日にノースカロライナ州チャペルヒルでイスラム系学生3人が射殺された事件( (2015 Chapel Hill shooting) )の被害者であり、カリーのファンだったデア・バラカットの名前を入れたスニーカーでプレーした。4月9日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では8本の3ポイントシュートを決め、自身が12-13シーズンに作ったNBA記録を更新する273本目の3ポイントシュートを決めた。最終的にウォリアーズは67勝15敗を記録し、ウォリアーズ史上最高の成績を収めると共に、自身もシーズン終了後にMVPを初受賞した。 優勝候補筆頭として臨んだプレーオフ1回戦では、第8シードニューオーリンズ・ペリカンズを危なげなくスイープし、カリー自身もこのシリーズ第3戦の終了間際に、起死回生の同点3ポイントシュートを決めるなど活躍した。続くプレイオフ準決勝では、第5シードメンフィス・グリズリーズと対戦し、これを4勝2敗で下した。またプレーオフ出場28試合目となったこのシリーズ第5戦において、プレーオフ通算100本目の3ポイントシュートを決め、レイ・アレンが保持していたプレーオフ35試合目での3ポイントシュート100本成功のNBA記録を更新した。第2シードヒューストン・ロケッツとの対戦となったカンファレンスファイナルでも、、ウォリアーズを1975年以来40年振りのNBAファイナルに導いた。プレーオフ13戦目となる第3戦には、59本目の3ポイントシュートを決め、2000年にレジー・ミラーが22試合の出場で記録した58本のプレーオフ3ポイントシュート記録を更新した。そしてイースタン・カンファレンス王者クリーブランド・キャバリアーズとの対戦となったNBAファイナルでも、随所にタイムリーなショットを連発し、同シリーズ第5戦では3ポイントシュート7本成功を含む37得点の活躍を見せた。ファイナルMVPこそアンドレ・イグダーラに譲ったものの、ウォリアーズを1975年以来40年振りのNBAチャンピオンに導いた。
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