2014年-2015年 トップ10復帰へ
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「ビーナス・ウィリアムズ」の記事における「2014年-2015年 トップ10復帰へ」の解説
2014年2月のドバイ・テニス選手権でアリーゼ・コルネに6-3, 6-0で勝利し、プレミア大会としては2010年の同大会に優勝して以来、実に4年ぶりのツアー優勝を飾った。 2015年は1月のオークランドの決勝で第1シードのキャロライン・ウォズニアッキに2–6, 6-3, 6-3で勝利し、46個目のWTAツアータイトルを獲得し、幸先の良いスタートを切った。その勢いのまま2015年全豪オープンで4大大会としては、2010年全米オープン以来5年振りにベスト8へ進出した。QFでは同じアメリカの19歳の若手、マディソン・キーズに4-6, 6-3, 4-6のフルセットで敗れ、全豪オープンとしては2003年大会以来、12年振りとなるベスト4進出を逃した。続く全仏オープンでは1回戦で敗れたが、2015年ウィンブルドンでは4回戦に進出した。3回戦に進出した時点で、大会通算勝利数が75勝となり、シュテフィ・グラフを抜いて歴代3位となった。4回戦ではセリーナとの姉妹対決となり、4-6, 3-6で敗れた(セリーナはこの時点でビーナスと並んで大会通算勝利数が76勝となった。最終的には優勝を果たし79勝とした)。全米オープンは、第23シードで出場し、1、2回戦でフルセットを強いられるものの、2010年大会以来5年ぶりのベスト8へ進出。ウィンブルドンに続いて第1シードのセリーナとの対決となり、2-6, 6-1, 3-6で敗れ、ベスト4進出はならなかったが、お互い鋭い打球の打ち合いとなり、ハイレベルな試合であった。ビーナスが1年の4大大会で、2大会以上のベスト8以上を記録したのは2010年以来5年振りとなり、久しぶりの復活を印象付けた。全米オープン後のプレミア5大会の一つ、武漢オープンでノーシードながら、決勝へ進出。2015年ウィンブルドン準優勝者のガルビネ・ムグルサと対戦し、6-3, 3-0とビーナスがリードしたところで、ムグルサが棄権をし、ビーナスがWTAツアー通算47勝目を挙げた。2009年以来(2010年は出場権を得ていたが、怪我で出場辞退)のWTAツアー選手権を目指したが、10位に留まり出場を果たせなかった。その翌週、2014年まで行われていたWTAトーナメント・オブ・チャンピオンズの後継大会として新設されたWTAエリート・トロフィーへ出場。ラウンドロビンを2勝0敗で勝ち上がり、準決勝でロベルタ・ビンチに6-2, 6-2、決勝でカロリナ・プリスコバに7-5, 7-6で勝利し、初代チャンピオンとなった。この勝利で、ツアー年間最終ランキングが7位となり、トップ10復帰を2011年3月以来、年間最終ランキングトップ10を2010年以来に飾った。
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