カロリナ・プリスコバとは? わかりやすく解説

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カロリナ・プリスコバ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/28 16:59 UTC 版)

カロリナ・プリスコバ
Karolína Plíšková
カロリナ・プリスコバ
基本情報
国籍  チェコ
出身地 同・ロウニ
生年月日 (1992-03-21) 1992年3月21日(33歳)
身長 186cm
体重 72kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2009年
ツアー通算 23勝
シングルス 17勝
ダブルス 5勝
生涯獲得賞金 26,111,050 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト4(2019)
全仏 ベスト4(2017)
全英 準優勝(2021)
全米 準優勝(2016)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト4(2016)
全仏 ベスト8(2021)
全英 ベスト4(2016)
全米 3回戦(2016)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全英 2回戦(2014)
国別対抗戦最高成績
BJK杯 優勝(2015・16・18)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 1位(2017年7月17日)
ダブルス 11位(2016年10月31日)
2024年6月16日現在

カロリナ・プリスコバKarolína Plíšková, 1992年3月21日 - )は、チェコ・ロウニ出身の女子プロテニス選手。2016年全米オープン女子シングルスの準優勝者。これまでにWTAツアーでシングルス17勝、ダブルス5勝を挙げている。身長186cm、体重72kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。WTAランキング自己最高位はシングルス1位、ダブルス11位。双子の姉であるクリスティナ・プリスコバもテニス選手である。

来歴

4歳から姉クリスティナと一緒にテニスを始める。2010年全豪オープンジュニアシングルス決勝でローラ・ロブソンを破り優勝している。

4大大会では2012年全仏オープンで初出場。2013年2月のBMWマレーシア・オープンで初めてのツアー決勝に進出した。決勝でベサニー・マテック=サンズを 1–6, 7–5, 6–3 で破りツアー初優勝を果たした[1]

2014年全米オープンでは2回戦で第8シードのアナ・イバノビッチを 7–5, 6–4 で破り初めて3回戦に進出した。3回戦ではケーシー・デラクアに 3–6, 6–3, 4–6 で敗れた。9月のソウル大会と10月のリンツ大会で優勝した。

2015年東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントでは、第4シードで出場し3回戦まで勝ち進むが、準々決勝でアグニエシュカ・ラドワンスカに敗退した。

2016年のウィンブルドンまでは3回戦敗退がグランドスラムの最高成績であったが、全米オープンでは勝ち進み、準決勝でセリーナ・ウィリアムズにストレート勝ちしグランドスラムで初の決勝進出。決勝ではアンゲリク・ケルバーに 3–6, 6–4, 4–6 で敗れ準優勝となった。

2017年は全豪オープンではベスト8、全仏オープンはベスト4に進出した。ウィンブルドンでは2回戦でマグダレナ・リバリコバに敗退したが、1位のアンゲリク・ケルバーが4回戦で敗退し昨年準優勝のポイントを失ったことにより、23人目のWTAシングルス世界ランキング1位になった[2]全米オープンでは初めて4大大会で第1シードになったが、準々決勝でココ・バンダウェイに 6-7(4), 3-6 で敗れ、在位8週で1位の座をガルビネ・ムグルサに明け渡した。

2018年7月にチェコのスポーツ解説者のミハル・フルドリチカと結婚した[3]。2018年9月の東レ・パンパシフィック・オープンでは決勝で大坂なおみを破り大会初優勝[4]

2021年の全豪オープンではシングルス3回戦に進出。同じチェコ出身のカロリナ・ムチョバと対戦するが、試合中に2度にわたりラケットを故意に破壊、それぞれコードバイオレーションを取られた上での敗戦となった[5]

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 34回 (17勝17敗)

大会グレード
2020年以前 2021年以後
グランドスラム (0–2)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (0–1) WTA1000 (0–2)
プレミア5 (2–2)
WTAエリート・トロフィー (0–1)
プレミア (9–4) WTA500 (0–0)
インターナショナル (5–4) WTA250 (1–1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2013年3月3日 クアラルンプール ハード ベサニー・マテック=サンズ 1-6, 7-5, 6-3
準優勝 1. 2014年2月2日 パタヤ ハード エカテリーナ・マカロワ 3-6, 6-7(7-9)
準優勝 2. 2014年5月24日 ニュルンベルク クレー ウージニー・ブシャール 2-6, 6-4, 3-6
準優勝 3. 2014年9月14日 香港 ハード ザビーネ・リシキ 5-7, 3-6
優勝 2. 2014年9月21日 ソウル ハード バルバラ・レプチェンコ 6-3, 6-7(5-7), 6-2
優勝 3. 2014年10月12日 リンツ ハード (室内) カミラ・ジョルジ 6-7(4-7), 6-3, 7-6(4-7)
準優勝 4. 2014年1月16日 シドニー ハード ペトラ・クビトバ 6-7(5-7), 6-7(6-8)
準優勝 5. 2015年2月21日 ドバイ ハード シモナ・ハレプ 4-6, 6-7(4-7)
優勝 4. 2015年5月2日 プラハ クレー ルーシー・ハラデツカ 4-6, 7-5, 6-3
準優勝 6. 2015年6月21日 バーミンガム アンゲリク・ケルバー 7-6(7-5), 3-6, 6-7(4-7)
準優勝 7. 2015年8月9日 スタンフォード ハード アンゲリク・ケルバー 3-6, 7-5, 4-6
準優勝 8. 2015年11月8日 珠海 ハード (室内) ビーナス・ウィリアムズ 5-7, 6-7(6-8)
優勝 5. 2016年6月12日 ノッティンガム アリソン・リスク 7-6(12-10), 7-5
準優勝 9. 2016年6月25日 イーストボーン ドミニカ・チブルコバ 5-7, 3-6
優勝 6. 2016年8月21日 シンシナティ ハード アンゲリク・ケルバー 6-3, 6-1
準優勝 10. 2016年9月10日 全米オープン ハード アンゲリク・ケルバー 3-6, 6-4, 4-6
優勝 7. 2017年1月7日 ブリスベン ハード アリーゼ・コルネ 6-0, 6-3
優勝 8. 2017年2月18日 ドーハ ハード キャロライン・ウォズニアッキ 6-3, 6-4
優勝 9. 2017年7月1日 イーストボーン キャロライン・ウォズニアッキ 6-4, 6-4
優勝 10. 2018年4月29日 シュトゥットガルト クレー (室内) ココ・バンダウェイ 7-6(7-2), 6-4
優勝 11. 2018年9月23日 東京* ハード (室内) 大坂なおみ 6-4, 6-4
準優勝 11. 2018年10月14日 天津 ハード キャロリン・ガルシア 6-7(7-9), 7-6(7-5), 3-6
優勝 12. 2019年1月6日 ブリスベン ハード レシア・ツレンコ 4-6, 7-5, 6-2
準優勝 12. 2019年3月30日 マイアミ ハード アシュリー・バーティ 6-7(1-7), 3-6
優勝 13. 2019年5月19日 ローマ クレー ジョアンナ・コンタ 6-3, 6-4
優勝 14. 2019年6月29日 イーストボーン アンゲリク・ケルバー 6-1, 6-4
優勝 15. 2019年9月15日 鄭州 ハード ペトラ・マルティッチ 6-3, 6-2
優勝 16. 2020年1月12日 ブリスベン ハード マディソン・キーズ 6-4, 4-6, 7-5
準優勝 13. 2020年9月21日 ローマ クレー シモナ・ハレプ 0-6, 1-2 途中棄権
準優勝 14. 2021年5月16日 ローマ クレー イガ・シフィオンテク 0-6, 0-6
準優勝 15. 2021年7月10日 ウィンブルドン アシュリー・バーティ 3-6, 7-6(7-4), 3-6
準優勝 16. 2021年8月15日 モントリオール クレー カミラ・ジョルジ 3-6, 5-7
優勝 17. 2024年2月11日 クルジュ=ナポカ ハード (室内) アナ・ボグダン 6-4, 6-3
準優勝 17. 2024年6月16日 ノッティンガム ケイティー・ボールター 6-4, 3-6, 2-6
  • *東京(有明)改修中につき立川で開催。

ダブルス: 7回 (5勝2敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2013年7月14日 パレルモ クレー クリスティナ・プリスコバ クリスティナ・ムラデノビッチ
カタジナ・ピーター
1-6, 7-5, [8-10]
優勝 1. 2013年10月13日 リンツ ハード
(室内)
クリスティナ・プリスコバ ガブリエラ・ダブロウスキー
アリシア・ロソルスカ
7-6(8-6), 6-4
優勝 2. 2014年5月24日 ニュルンベルク クレー ミハエラ・クライチェク ラルカ・オラル
シャハー・ピアー
6-0, 4-6, [10-6]
優勝 3. 2014年7月13日 バートガシュタイン クレー クリスティナ・プリスコバ アンドレヤ・クレパーチ
マリア・テレサ・トロ・フロル
4-6, 6-3, [10-6]
優勝 4. 2014年9月14日 香港 ハード クリスティナ・プリスコバ パトリシア・メイヤー=アッハライトナー
アリーナ・ロディオノワ
6-2, 2-6, [12-10]
準優勝 2. 2016年3月20日 インディアンウェルズ ハード ユリア・ゲルゲス ココ・バンダウェイ
ベサニー・マテック=サンズ
6-4, 4-6, [6-10]
優勝 5. 2016年6月19日 バーミンガム バルボラ・ストリコバ バニア・キング
アーラ・クドリャフツェワ
6-3, 7-6(7-1)

4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 通算成績
全豪オープン A LQ LQ 1R 2R 3R 3R QF QF SF 3R 3R A QF 1R 26–11
全仏オープン A LQ 1R 1R 2R 2R 1R SF 3R 3R 2R 2R 2R 1R 1R 14–13
ウィンブルドン LQ A 1R 2R 2R 2R 2R 2R 4R 4R NH F 2R 1R 1R 18–12
全米オープン LQ LQ LQ 1R 3R 1R F QF QF 4R 2R QF QF 2R 2R 30–12

脚注

外部リンク




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