アリーゼ・コルネとは? わかりやすく解説

アリーゼ・コルネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 23:00 UTC 版)

アリーゼ・コルネ
Alizé Cornet
アリーゼ・コルネ
基本情報
国籍 フランス
出身地 同・ニース
生年月日 (1990-01-22) 1990年1月22日(34歳)
身長 173cm
体重 63kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2006年
ツアー通算 9勝
シングルス 6勝
ダブルス 3勝
生涯獲得賞金 10,361,553 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト8(2022)
全仏 4回戦(2015・17)
全英 4回戦(2014)
全米 3回戦(2007・08・13・14)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2014・19)
全仏 2回戦(2008・10・15・16・19)
全英 3回戦(2019)
全米 2回戦(2013)
国別対抗戦最高成績
ホップマン杯 優勝(2014)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 11位(2009年2月16日)
ダブルス 59位(2011年3月7日)
2019年7月2日現在

アリーゼ・コルネAlizé Cornet, 1990年1月22日 - )は、フランスニース出身の女子プロテニス選手。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高位はシングルス11位、ダブルス59位。これまでにWTAツアーでシングルス6勝、ダブルス3勝を挙げる。日本語では「アリス・コルネ」などの表記揺れも見られる。

来歴

コルネは早くから天才少女として知られ、ジュニア時代の2005年、15歳の時に主催者推薦で全仏オープンに出場した。この大会で1回戦を突破し、2回戦でフランスの先輩選手アメリ・モレスモに挑戦する。2006年にプロ入り後、年齢による出場制限を受けながらも着実にランキングを伸ばしていく(現在のルールでは、18歳になるまでは段階的な試合数制限を受ける)。

2006年全仏オープンにて

出場制限が外れた2008年グランドスラム大会に次ぐ規模の大会群WTAティアIトーナメントのBNLイタリア国際で準優勝を遂げ、ランキングも年初の55位から20位に上昇する。2008年全仏オープンで初めて「第19シード」に選出され、3回戦で第14シードのアグニエシュカ・ラドワンスカに 4-6, 4-6 で敗れた。続く2008年ウィンブルドンは初戦敗退となったが、翌週に行われたハンガリーブダペスト大会でシングルス・ダブルスの2部門制覇を成し遂げ、この大会で初めてのタイトルを獲得する。シングルス決勝ではアンドレヤ・クレパーチを 7-6, 6-3 で下し、ダブルスではヤネッテ・フサロバとコンビを組んだ。

2009年全豪オープンで初の4回戦に進んだコルネは、第3シードのディナラ・サフィナに 2-6, 6-2, 5-7 で敗れた。

2012年のストラスブール国際では4年ぶりのツアー決勝に進出したがフランチェスカ・スキアボーネに 4–6, 4–6 で敗れた。バートガシュタイン大会でも決勝に進出し、ヤニナ・ウィックマイヤーを 7–5, 7–6(1) で破り4年ぶりのシングルス2勝目を挙げた。

2014年2月のドバイ・テニス選手権では準決勝で世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズを 6-4, 6-4 で破る殊勲を挙げた。決勝ではビーナス・ウィリアムズに 3–6, 0–6 で敗れ姉妹撃破はならなかった。

その後2014年6月のウィンブルドン選手権では3回戦で第1シード、同大会5回の優勝を誇るセリーナ・ウィリアムズと再び対戦し、1-6, 6-3, 6-4で破る快挙を見せた。

コルネはオリンピックフランス代表として、2008年北京五輪2012年ロンドン五輪2016年リオ五輪の3大会に出場している。

2024年全仏オープン1回戦にて 鄭欽文と対戦し、2-6,1-6のスコアで敗退して現役引退となった。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 13回 (6勝7敗)

大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
ティア I (0–1) プレミア・マンダトリー (0-0)
プレミア5 (0-0)
ティア II (0–0) プレミア (0–2)
ティア III (1-1) インターナショナル (5-3)
ティア IV & V (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2008年3月2日 アカプルコ クレー フラビア・ペンネッタ 0–6, 6–4, 1–6
準優勝 2. 2008年5月18日 ローマ クレー エレナ・ヤンコビッチ 2–6, 2–6
優勝 1. 2008年7月13日 ブダペスト クレー アンドレヤ・クレパーチ 7–6(5), 6–3
準優勝 3. 2012年5月26日 ストラスブール クレー フランチェスカ・スキアボーネ 4–6, 4–6
優勝 2. 2012年6月17日 バートガシュタイン クレー ヤニナ・ウィックマイヤー 7–5, 7–6(1)
優勝 3. 2013年5月25日 ストラスブール クレー ルーシー・ハラデツカ 7–6(4), 6–0
準優勝 4. 2014年2月22日 ドバイ ハード ビーナス・ウィリアムズ 3–6, 0–6
優勝 4. 2014年4月13日 カトヴィツェ ハード (室内) カミラ・ジョルジ 7–6(3), 5–7, 7–5
準優勝 5. 2014年9月20日 広州 ハード モニカ・ニクレスク 4–6, 0–6
優勝 5. 2016年1月16日 ホバート ハード ウージニー・ブシャール 6–1, 6–2
準優勝 6. 2017年1月8日 ブリスベン ハード カロリナ・プリスコバ 0–6, 3–6
優勝 6. 2018年7月22日 グシュタード クレー マンディ・ミネラ 6–4, 7–6(6)
準優勝 7. 2019年7月21日 ローザンヌ クレー フィオナ・フェロ 1–6, 6–2, 1–6

ダブルス: 6回 (3勝3敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2008年7月13日 ブダペスト クレー ヤネッテ・フサロバ イオアナ・ラルカ・オラル
ヴァネッサ・ヘンケ
6–7(5), 6–1, [10–6]
優勝 2. 2010年5月22日 ストラスブール クレー バニア・キング アーラ・クドゥリャフツェワ
アナスタシア・ロディオノワ
3–6, 6–4, [10–7]
準優勝 1. 2011年8月27日 ダラス ハード ポーリーン・パルマンティエ アルベルタ・ブリアンティ
ソラナ・チルステア
5–7, 3–6
準優勝 2. 2014年9月20日 広州 ハード マグダ・リネッテ 荘佳容
梁晨
6–2, 6–7(3), [7–10]
優勝 3. 2015年10月18日 香港 ハード ヤロスラワ・シュウェドワ ララ・アルアバレナ
アンドレヤ・クレパーチ
7–5, 6–4
準優勝 3. 2017年8月6日 スタンフォード ハード アリシア・ロソルスカ アピゲール・スピアーズ
ココ・バンダウェイ
2–6, 3–6

4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 通算成績
全豪オープン A 1R 1R 2R 4R 1R 3R 1R 2R 3R 3R 2R 2R 3R 2R 2R 2R QF 1R 1R 16–15
全仏オープン 2R 2R 1R 3R 2R 1R 2R 1R 3R 2R 4R 3R 4R 2R 1R 2R 1R 3R 1R 1R 18–15
ウィンブルドン A A 2R 1R 1R 1R 1R 2R 3R 4R 2R 3R 1R 1R 1R NH 2R 4R 2R 10–13
全米オープン A A 3R 3R 2R 1R 2R 2R 3R 3R 1R 1R 2R 1R 2R 4R 1R 3R 1R 13–13

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