カロリニアン (列車)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/27 03:32 UTC 版)
カロリニアン(英語:Carolinian)は米国のシャーロットとニューヨークを結ぶ旅客列車。現在の列車は1990年から運行し、アムトラック及びノースカロライナ州運輸局が共同で運営する。ニューヨークとワシントンの間に北東回廊を使用する。
沿革
1984年10月28日に運行を開始した。当初、ローリーから旧シーボード鉄道線でバージニア州のピーターズバーグまで走り、そこで現在のルートに合流した。カロリニアン号及びシルバースター号はローリーにおいて同じ旧シーボード鉄道ローリー駅を使用し、ノースカロライナ州のヘンダーソン市にも停止した。ノースカロライナ州政府が年間$436,000の助成金で列車の運行を補助したが、翌年に助成金を中止し、アムトラックが1985年9月3日にカロリニアンの運行を中止した。旅客数が当初の見込みを上回ったが、多くがノースカロライナ州内の短距離旅客で、北東まで行く旅客が少なかったからである。[1][2]
アムトラックとノースカロライナ州が1990年5月12日にカロリニアンの運行を再開した。当時の列車はロッキーマウントでパルメットと接続したが、[3] 1991年4月に接続が終了し、その後の列車はニューヨークまで直通運行した。[4]
1995年、「姉妹列車」といわれるピードモント号がローリー~シャーロット間で運行を開始した。
ルート
ニューヨークからシャーロットまでの定刻時間は約13時30分間。
停車駅
ニューヨーク - ニューアーク - トレントン - フィラデルフィア - ウィルミントン - ボルティモア - ワシントン - アレクサンドリア - クアンティコ - フレデリックスバーグ - リッチモンド - ピーターズバーグ - ロッキー・マウント - ウィルソン - セルマ・スミスフィールド - ローリー - ケーリー - ダーラム - バーリントン - グリーンズボロ - ハイポイント - ソールズベリー - カナポリス - シャーロット
編成
一般的に、Viewlinerの荷物車、Amfleetのビジネスクラス車、Amfleetのカフェ車、3~4両のAmfleetコーチ車の編成で運行する。ワシントンの南にはGE P42DCのディーゼル機関車を使用し、ニューヨークとの間には電気機関車を使用する。この編成では最大旅客数は346人となる。[5]
脚注
- ^ Waggoner, Martha (1985年9月3日). “The 'Carolinian' Makes Its Last Run”. The Dispatch 2010年4月4日閲覧。
- ^ Flesher, John (1985年8月13日). “Amtrak talks about scraping Charlotte-to-Raleigh service”. Times-News 2010年4月4日閲覧。
- ^ “Charlotte-Rocky Mount train back on track”. Morning Star. (1990年5月12日) 2010年4月4日閲覧。
- ^ “Change to cut Carolinian's run by 40 minutes”. The Charlotte Observer. (1991年3月15日) 2010年4月4日閲覧。
- ^ “National Railroad Passenger Corporation and the State of North Carolina: Agreement for the Provision of Carolinian and Piedmont Rail Passenger Services” (2008年10月1日). 2013年7月7日閲覧。
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